あけぼの会九州大会で、命に響く演奏を披露
医療講演は大野真司九州がんセンター部長
あけぼの会の九州大会が5月25日13時から福岡市中央区荒戸のふくふくホールで開かれる。主催はあけぼの福岡。例年秋に行なっていたが、講演会を予定しているため早めたという。
今回のテーマは「いのちの響(ひびき)」。
ワット隆子会長の講演「乳がん患者と35年歩んで」のあと、チェリストの菅野博文、ピアニスト久保山菜摘両氏が「ロココ風主題による変奏曲」「白鳥」「ヴォーカリーズ」などを演奏する。両氏は昨年10月の全国大会(東京)で演奏し、参加者に大きな感動を与えたという。
また医療講演として大野真司九州がんセンター臨床腫瘍研究部長が「乳がんの最新治療=乳がん死0を目指して」の題で話し、同会顧問医の黒木祥司=黒木クリニック院長は「再発と転移」、田中眞紀=社会保険久留米第一病院院長は「若い人のがん」について語る。
プログラムの最後は、全員で『 Thank You forlife ! (命をありがとう) 』を歌う。歌の指導は山下凉子(あけぼの福岡副代表)、閉会のあいさつは原芙美子(同)。書籍販売や下着の展示もある。参加費千円(当日は1500円)
問い合せは深野百合子(あけぼの福岡代表)TEL092-651-17515月11日には11時から13時まで、恒例の母の日キャンペーンを行ない、天神で歩行者に乳がん検診を呼びかける。
菅野博文=東京都出身。桐朋学園の斎藤秀雄氏に師事。同高校、大学を経て渡欧。ピエール・フルニエ氏に師事。その後、米国インディアナ大学でヤーノシュ・シュターカー氏に師事。第38回日本音楽コンクール1位、及び海外派遣コンクール1位。第5回チャイコフスキー国際コンクール3位。ソ連作曲家課題曲最優秀演奏者賞受賞。1976年からフィラデルフィアテンプル大学助教授となり、米国内でオーケストラとの共演、多くの演奏会に出演。現在、昭和音楽大学教授。
久保山菜摘=6歳で出演したモスクワの日露交流コンサート以来、海外の情勢に興味を持ち、小6からチャリティーコンサートを開き、NPOなどの海外ボランティア団体に募金を続ける。2006年ピティナピアノコンペティションF級で金。2008年ベルリンスタインウェイ国際ピアノコンクール2位、2009
年福田靖子賞入賞。2013年ショパン国際ピアノコンクール・イン・ アジアプロフェッショナル部門最高位。2009年から「平和の祈り」コンサートを全国でスタート。現在桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻3年。