3月のあけぼのハウスは「がんに関する医療費」

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あけぼの福岡 田川羊子

 3月2日(日)午後1時より、ふくふくプラザ601研修室で行なった「あけぼのハウス」で、九州がんセンター相談支援センターの医療ソーシャルワーカー、松尾由佳先生をお招きし、勉強会を行ないました。

 20名の参加者のなか、資料とパワーポイントを使って『がんに関する医療費について』を話していただきました。

 「固いお話しなので...」と、先生ご自身で甘いお菓子などをご準備いただき、和やかな雰囲気のなか勉強会は始まりました。

 内容はおもに高額医療費制度について。これは医療機関や薬局の窓口で支払った金額が、月の初めから終わりまで一定額を超えた場合に、その超えた金額を還付する制度のことです。

 その計算式はかなりむつかしく、複雑な事例も多かったのですが、長期間、乳がんの治療をおこなっている私たちが、ぜひ知っておきたい内容でした。

 また『医療費控除』についても冊子をご準備いただき、とてもわかりやすく説明が書かれてありました。

 乳がんの治療は、長期にわたることがほとんどです。その間、じわりじわりと医療費はかさんでいきます。1年間の集計をしてみると、かなりの額になっていることに驚かされます。

 家庭内の経済を軽減できる、さまざまな制度を知ることは、賢い患者になるための第一歩とも思います。それらの制度を大いに利用し、治療が途中で終わることのないよう工夫と努力も必要と感じました。

 また、これらの制度は必ず自身で申告をすることが大原則です。日々の忙しさに追われて、つい忘れてしまいそうですが、自己申告というひと手間をかけてこそ、治療継続のちからにもなると思いました。

 最後に松尾先生から、「相談支援センターを気軽にご利用ください」とお話しされました。医療費のこと、治療に関すること、悩みや疑問どのような些細なことも、一人で抱えずにご相談くださいとの温かいお言葉に、勉強会の参加者も安心した表情で先生に拍手をおくりました。

 とても勉強になり、有意義な一日でした。


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