病院と訪問看護ステーションで働く、管理者的立場にある看護師77人の交流会が2月25日、ナースプラザ福岡(福岡市東区馬出4)で開かれた。
福岡県の「看護管理者等相互研修」の一環。看護部門の管理者が、14病院と31の訪問看護ステーションを相互に体験、研修した。退院支援と切れ目のない在宅医療供給につなげることがねらい。
訪問看護ステーションでの管理経験が3年未満と3年以上、病院の看護管理者の3グループに分かれ、講義と実習、そして今回の交流会に全員が集った。交流会で出席者は、10のグループに分かれて在宅看護の魅力について意見交換、「在宅看護の現場に多職種の連携が生きているのを知った」との声が相次いだ。
研修で講義を担当したのは、福岡労働局医療労働専門相談員で社会保険労務士の渡邉一郎氏、翼・篠木法律事務所の篠木潔弁護士、宗像医師会在宅支援室長で訪問看護管理者の阿部久美子氏、国立病院機構九州医療センターの看護師長でがん看護専門看護師の土井晴代氏、日本看護協会の沼田美幸医療政策部長、福岡市立こども病院感染センターの吉良龍太郎小児神経科科長、聖路加看護大学看護実践開発研究センターの山田雅子教授。在宅人工呼吸器の取り扱いについてはフクダライフテック九州㈱と㈱高研が担当した。