福岡市中央区の福岡市市民福祉プラザで1月13日、「第115回ホリスティックフォーラム」が開かれた。講師は東京女子医科大学附属青山女性・自然医療研究所自然医療部門准教授で、日本ホリスティック医学協会の川嶋朗理事。「冷え=病態と対策」をテーマに講演した。主催はNPO法人日本ホリスティック医学協会福岡事務局、共催は自然食の会、がんを学ぶ青葉の会。
川嶋氏はおよそ40人の参加者に、「冷えは西洋医学では問題にされないが、万病のもと」だとして、冷えの対策として、冷たいものは取らない、適度な運動、正しい入浴法、早寝早起き、湯たんぽや温熱シートなどの利用、マッサージなどが効果的だと語った。心の冷えも病気をつくると語り、心理的社会的なストレスによる上気道感染の罹患率上昇、配偶者との死別によるT細胞活性低下、うつ病によるリンパ球反応性低下、睡眠遮断によるリンパ球反応性低下、顆粒球機能低下などを挙げた。