社会保険久留米第一病院 田中眞紀病院長を表彰
福岡県春日市原町にあるクローバープラザで11月23日と24日に開かれた、「あすばる男女共同参画フォーラム2013」で、先駆的な活動をした女性の分野に社会保険久留米第一病院の田中眞紀病院長が選ばれ、海老井悦子福岡県副知事から表彰状を受け取った=写真。
福岡県は11月の第4土曜日を男女共同参画の日と定めて活躍の著しい女性を表彰しており、今回で12回目。受賞理由は、「女性の少ない外科の分野で、子育てと仕事を両立させながら、女性専用外来の新設や、医師とスタッフ全員が女性の、女性総合診療科『なでしこ』の開設、外科部長や病院長に就任するなど、出産後の復職が課題となる中、あとに続く女性医師の活躍への道を広げた」こと。
受賞者はほかに「社会における女性の活躍推進部門」で㈱やずやと㈲ラピュタファーム、加藤美佐子北九州市婦人連絡協議会会長、「困難な状況にある女性の自立支援部門」でアミカス日本語クラス、「女性の先駆的活躍部門」でひびき灘漁業協同組合岩屋支所あかもく部会=写真左から。
受賞挨拶で田中院長は、「私一人がもらった賞ではなく、たくさんの人たちのおかげ。なかでも、同じ医師である夫の存在は大きい」と話した。
これまで医療関係者として、医療法人宗仁会奥村病院(企業賞=第5回=うきは市)、医療法人寿芳会芳野病院(企業賞=第7回=北九州市)、医療法人福田病院(社会における女性の活躍推進部門=第10回=大川市)が受賞している。
表彰式のあと慶応大学商学部の樋口美雄教授が、女性の活躍に向けた課題と期待について基調講演したほか、ワークショップや映画、講演会、福祉用具展示、バザーや農産物販売などでにぎわった。