◎理念の本質
飲み込んで噛み砕き、血肉となって手足の行動に移されて初めて理念が活かされる。「企業理念」の著者大和信春氏は「それが実現すれば自分たちの組織が消滅してもかまわないと言い切れるもの」と理念の本質を言い当てている。企業と病院の使命に違いはあるにしても、掲示された理念を見るたびにそれを思う。(川本)
◎中四国医事新報
先月も書いたが、今月から姉妹紙である中四国医事新報が発刊した。今月は広島赤十字・原爆病院の石田院長に出ていただいている。石田院長は九大出身ということで、九州人にも興味深い内容だと思う。中四国の医療従事者に喜んでもらえる紙面作りを心がけるつもりだが、中四国で活躍する九州人の活躍もお伝えしたい。(平増)
◎秋が来る
蝉が秋を連れて来る。夏が居座りたがっても、そのうち箒(ほうき)雲に掃かれていなくなる。私にとって46回目の秋は、いずれ記憶のどこかに埋もれるにしても、やはり格別な秋になる。アキらめず、アキの来ない日々でありたい。(綾部)