福岡県医師会館で5月15日、定例記者会見が行なわれた。
同医師会は、労働者50人未満の小規模事業場で働く人に対する産業保健サービス、福岡県地域産業保健センターを運用しているが、平成24年度に利用した事業場の数は665あるという。
「利用可能な事業場は県内に約20万か所あり、今後さらに知名度をあげ活性化させたい」と山本理事。毎年余った予算は返納しているが、今年予算を増額されたという。
医師会は厚生労働省の補助事業として「診療行為に関連した死亡調査分析モデル事業」を平成17年に発足させているが、今年4月、佐賀県医師会と協議し、佐賀県内の病院に支援チームを派遣した。上野道雄常任理事の報告によると、県境を越えてチームを派遣したのは初めてだという。
ほかに、感染症の発生動向、粕屋郡粕屋町と北九州市若松区で行われているHER(電子健康記録・生涯医療記録)情報基盤の構築に関する説明、医師向けに発行した県医師会の案内リーフレットの紹介などがあった。