標準治療との組み合わせで多大な効果

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リンパ球バンク㈱のANK免疫細胞療法学習会で

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▲手術とANK免疫細胞療法を組み合わせた実例を説明する樋脇院長。

癌患者のリンパ球を採取し、体外でNK細胞を増殖活性化させ、点滴で体内に戻して癌細胞を殺すANK免疫細胞療法のセミナーが1月19日と20日の2日間、リーガロイヤルホテル小倉と西鉄イン福岡であり、両日合わせて180人が、リンパ球バンク㈱(本社=東京)の藤井真則社長と、ひわき医院の樋脇一久院長(北九州市戸畑区)から、くわしい説明を受けた。

福岡の会場には70人が参加した=写真。藤井社長は、誰でも日々、体内に癌細胞が発生しており、免疫の力が排除しているかぎり「病気としての癌」にはならないが、癌の勢いが免疫の抑止力を上回ると、免疫を強く抑制しながら増殖することや、標準治療は、活発に増殖するがんの数をざっくりと減らすのは得意だが、分散するがんは苦手で、再発や転移するがんに対しては延命が治療の目的となる、そこで、微小分散がん征圧の切り札として「免疫細胞療法」が注目されていることなどを説明した。

さらに、ANK療法は米国政府研究機関が実施した大規模臨床試験により有効性が証明されたものの副作用も尋常ではなかったLAK療法の課題を克服したもので、免疫刺激が強い結果、どうしても40度前後の発熱が避けられないこと、ほとんど免疫副反応が見られない日本国内の他の免疫細胞療法と全く一線を画したものであること、ただし、費用対効果を高めるため、標準治療でがん細胞の総数を減らした後に、ANK療法でとどめを刺す治療設計が推奨されていることなどを語った。

最後に樋脇医師が、実際に手がけた大腸癌患者の例を示し、「複数の腫瘍があるのに長時間の手術に耐えられない患者に、取り残し覚悟の開腹手術を実施後、残りはANKに託した。術後6年が経過したが、どこにも癌は見つかっていない。治療計画をする際は主治医とよく相談し、どのタイミングでANKを導入するかを決め、標準治療にとりかかる前にリンパ球を採取しておくのが理想」と話した。

ANK免疫細胞療法は耐性が現われないため繰り返しの使用が可能だが、自由診療として行われ、1クール(点滴12回)でおよそ400万円かかる。

ANK免疫細胞療法の詳細はリンパ球バンク㈱のホームページで。
問い合せと資料請求はTEL:0120(51)2251


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