アーク・ルネッサンス(本社=東京が開発、販売している「イオンワンハイパー」に大手損害保険会社が効能保証を実現させた。菌・ウィルス除去装置としては日本初だ。そのことは前号に記載したが、今回は全国の導入例からいくつかを紹介する。
まずは香川県坂出市のまえだ整形外科・外科医院(前田俊直院長)。院内感染防止対策の一環として平成22年にイオンクラスターを治療室と全病室の導入した。設置数は17台。その後、病院職員76人を含め、外来にも入院患者にも感染症が一度も発生しなかった。「感染症の防止は可能」が院長の弁である。
次は広島県福山市の藤井病院(宮阪實院長)。MRSA患者の病室2室に「イオンワン・ポータブル」を設置して「強」で持続運転させたところ、院内感染が起こっていないという成果があった。現在は、危険な病室に「イオンワン・ポータブル」を移動させながら運営しており、成果は学会で発表したいとしている。
愛媛県松山市のあさひ保育園には12台が設置されている。ミルクとおむつの混ざったような不快な臭いがなくなり、「感染症予防対策実施中」のポスターを見て保護者も安心するそうだ。給食室でもロッカールームでも効果は高く、カビも湿気もなくなったという。
アークルネッサンスでは「持ち運びができるコンパクトサイズから、天井埋め込み型、ダクト挿入型までさまざまなタイプがあり、空気中の酸素に高電圧をかけてイオン化酸素分子を発生させ、細菌やウィルスから守る。小さな子供のいる施設や病院への導入を考えてほしい」と呼びかけている。