今月の1冊 - 24.「みをつくし料理帖 八朔の雪」

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みをつくし料理帖 八朔の雪

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「みをつくし料理帖 八朔の雪」 高田郁 ハルキ文庫 / 580円

―神田御台所町で江戸の人々には珍しい上方料理を食べさせる「つる家」。

女料理人・澪は天性の味覚の持ち主で、江戸っ子にもあうように工夫された料理の数々は、料理番付にも載るほどの人気ぶり。

幼いころ澪は、易者に「雲外蒼天」の相と占われる。それは過酷な試練に合い、暗く垂れこめた雲を抜けなければ、真っ青な空が望めないという。

大阪「天満一兆庵」で奉公し、料理の道に進むことを決心するが、店は火事で焼失。主人は亡くなり、跡取りは失踪。ご寮さんと江戸で暮らし始め、縁あって、「つる家」を任される。

「雲外蒼天」の相を持つ澪は幾多の困難に立ち向かい、周りの人々に助けられ、見守られながら日々精進を重ねて成長していく―。

時代小説は苦手だったが、短編で構成されていることもあって、テンポがいい。イッキにシリーズを読破してしまった。作中に出てくる美味しそうな料理も魅力的。巻末にレシピ集も掲載されており、「みをつくし献立帖」としても発売されている。飽食の時代に生きる現代の私達より、昔の人の方が食の感性が敏感だったのかと感じさせられる。(紀伊國屋書店福岡本店=大久保景子)


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