NPO法人患者の権利オンブズマン 3回に分けて医療講座=死生学入門
波多江伸子さんの「笑う終活講座」に笑い声と納得の顔
患者の権利オンブズマンが主催した10月27日の死生学入門講座に80人が集まった=写真。
いつか来る自分の死を具体的にイメージし、医療の選択で不要なトラブルを避けるのがねらい。
この日の講師は、死生学研究者で作家の波多江伸子さん(福岡市)で、プロジェクターで墓石や骨壺を次々に映し、葬儀や墓地はあらかじめ準備できることを伝えた。波多江さん独特の語り口調に参加者は、何度も笑ったりうなづいたりし、自分の死をあれこれイメージしているようだった。
主催者によると参加者の半数以上が一般市民で、波多江さんのファンもずいぶんいたという。
次回は12月1日午後2時から、日本ホスピス・在宅ケア研究会理事の二ノ坂保喜さん(にのさかクリニック院長=福岡市)が「死を見つめて生きる=在宅ホスピスの現場から」のテーマで話す。会場は中央区天神の天神チクモクビル(九州朝日放送横)。参加費500円。問合せはTEL:092-6643-7679=NPO患者の権利オンブズマン事務局。
こちらに書評「さようならを言うための時間=波多江伸子著」を掲載。