今日もていねいに。
季刊誌「暮しの手帖」は実に丁寧に作られている。この雑誌の編集長が、今回紹介する「今日もていねいに。」の著者、松浦弥太郎氏。
この本には氏の日々の想いや、毎日を特別に生きる秘訣が優しい語り口で、わかりやすく書かれている。その分、自分に足りない部分に気付かされてハッとする。
内容はいろいろあるが、特にいいと思うのは「一人という贅沢」だった。ここを読んで一人旅をしたくなった。
ほかにも、なるほどと思うことや、「あ、これは私も実践できている」と思えるもの、「これはやってみたい」と思えるものなど、いろんな気付きがあっておもしろい。
時々ページを捲って、読み続けていきたい本である。実践できる項目がひとつでも増えればよいが...。
―紀伊國屋書店福岡本店 垣内―