買い物客の交流の場にも
5月26日、博多区の吉塚商店街で「吉塚健康相談」が開かれた。商店街のセールと同日開催だったこともあり、およそ50人が参加。
血圧測定や体重・体脂肪測定などのあと、ボランティアによる個別相談会が行なわれた。
元保健師の後藤惠さんによると「高齢者の参加が多いが、わざわざ足を運ぶだけあって健康意識が高い」とのこと。また元大学教授で地域看護学の教鞭をとっていた森下路子さんは「吉塚商店街一帯は高齢層が多い地域なので、病気予防の観点からボランティアをさせてもらっている。看護を学ぶ学生の実習の場としても役立てれば」という。
80歳の男性は「町内に住んでいるので、開催日には立ち寄っている。高血圧で最近薬を変えたから、血圧がどうなっているかも気になって参加した」と話す。
吉塚健康相談は毎月1回、土曜日に開催され、今年で4年目。年1回は九州大学から骨密度機械を借りて健診が行なわれており、11月には長崎大学から数人の医師を招いて動脈硬化の測定をすることにしている。
吉塚商店街はJR吉塚駅などと協力して地域起こしを始める計画で、今年7月には地名の由来である吉塚地蔵尊に、八女市星野村の御良八万太鼓が奉納される。