福岡県医師会の定例記者会見が5月16日、県医師会館で開かれた=写真。
会見内容は①福岡県の感染症発生動向、②県民健康ウォーク、③TPP講演会案内の3点で、感染症動向については、麻しん・風しんの流行状況と予防、不活性ポリオワクチンの導入について報告があった。
野田健一県医師会副会長が、GW期間中に長野県北アルプスで、北九州市の医師ら男性6人が死亡した遭難事故について、軽装で登山したとの初期報道がされたが、これは故人の名誉と尊厳を著しく傷つけるもので、遺憾であるとコメント。事後の調査で、きちんとした装備だったが、突然のブリザードで遭難したことが判明。リーダーの医師(75)は日本アルプスなどをよく登るなど、ベテランの登山家であり、慎重な人であったと故人をしのんだ。
堤康博専務理事はTPPに関し、福岡県医師会は日本医師会の示す「国民皆保健を守る」ための3つの重要課題に同調することを明らかにした。6月9日17時から中央区のホテルニューオータニ博多で、県医師会主催の「TPPに関する講演会」が開催される。