功労看護師など30人表彰
福岡市東区にあるナースプラザ福岡で5月12日、「看護の日のつどい」が開催された。
この集いは、同日がナイチンゲールの誕生日であることから、「看護の日」を記念して例年催されるもので、500人収容の大ホールは高校生、看護学生、一般参加者で満席だった。
山崎建典福岡県副知事、野田健一県医師会副会長に続き、県看護協会の神坂登世子会長が「今回で22回目の開催を迎え、看護の日が人々に浸透してきたこともあり、看護師への興味関心が強くなっている。看護職を目指す人たちにはいろいろな道が開かれており、看護の質向上や専門性を磨くことも大切だが、それ以上に患者の命に寄り添い、その人の生活にまで配慮できる看護の心を学んでもらいたい」と挨拶し、エールを送った。
功労看護師らの知事表彰に続いて、初めて看護を体験した若者の発表や救急蘇生の実演、ホスピタルクラウンとして著名な道化師、大棟耕介氏の講演が行なわれた。
小郡市の高尾看護専門学校から参加した20歳の学生は、「授業の一環として参加しました。救急蘇生の実演がとても分かりやすく、楽しかった。卒業まであと1年なので、気持ちを引き締めて頑張りたい」とコメント。
会場では看護師を志す人への進路相談、未来のナース白衣体験コーナーなども設けられ、市内から来た女子高校生(17)は、「叔母が小児科の看護師で、昔からあこがれていた。絶対に看護師になりたい」と抱負を語った。
平成24年度看護職員知事表彰受賞者は次の通り。
- ▼保健師
- 糸永千草(久留米市役所)
- ▼助産師
- 清岡佳子(社団法人福岡県看護協会)
- ▼看護師
- 麻生眞智子(九州厚生年金病院)
- 太田美津子(福岡大学病院)
- 小田原由紀子(鈴木眼科クリニック)
- 於保さかえ(宮原クリニック)
- 金堀まゆみ(済生会福岡総合病院)
- 向野恵美(島松内科医院)
- 城屋敷千津子(遠賀中央看護助産学校)
- 杉本房子(昭和病院)
- 高木祥子(九州大学病院)
- 高倉眞知子(筑後川温泉病院)
- 立山恵美子(久留米大学病院)
- 堤和弘(遠賀いそべ病院)
- 楢崎佐代子(今津赤十字病院)
- 平野真利子(福岡市医師会看護専門学校)
- 深川奈穂子(浜の町病院)
- 福留直美(福岡市医師会成人病センター)
- 藤村さだ代(筑水会クリニック)
- 丸山泉(新小倉病院)
- 森本絹枝(永田整形外科病院)
- 山浦幸子(村上華林堂病院)
- ▼准看護師
- 安芸政子(有吉クリニック)
- 遠城久美(宮城医院)
- 大里初美(吉原医院)
- 杉尾美紀子(西尾病院)
- 高辻洋子(桑原整形外科医院)
- 高柳典子(真田産婦人科麻酔科クリニック)
- 中村久生(大法山病院)
- 原岡よしみ(東病院)
- =50音別、敬称略