秋の叙勲で元福岡県医師会副会長の村岡伸也氏(75=久留米市)が旭日双光章を授章した。
昭和30年久留米大学医学部に入学、同37年久留米大学医学部第一外科に入局。昭和45年、長男の誕生をきっかけに村岡外科医院を開業した。
半年前に院長の座を長男に譲り、現在は介護老人保健施設ヴィラくしはらの施設長と村岡外科医院の理事長を務める。
40代の若さで久留米市医師会会長となり、県医師会副会長の在任期間も併せて約30年間医師会の活動に携わった。
結婚も開業も速かったのは母親から教えられた「先んずれば人を制す」をモットーとしたから。「このたびの授章は、人生の節目で助言をいただき、背を押してくれた先輩と、いっしょに医師会活動をしてきた先生方のおかげ。これからは、1年でも多く長男の村岡外科医院を手伝い、地域の役に立っていきたい」と語った。(那)