わたしたちは がん に打ち勝つ

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あけぼの福岡代表、深野百合子さん

あけぼの福岡代表、深野百合子さん

「女性はいざとなったら強いですよ」(10月4日、博多区パピヨンプラザ)

博多区千代に住む深野百合子さん(67)は、全国4千人の乳がん患者で作る「あけぼの会」(東京)の副会長。あけぼの福岡では代表を務めている。
パソコンインストラクターの草分け的存在で、会報や発行物は彼女の手によるもの。
17年前に乳がんを発症したのをきっかけに、同じ立場の女性を励ます活動に力を注いで来た。
「病気になってはじめて、自分が何も知らないと分かり、もっと情報がほしい、体験者の話を聞きたい、心置きなく話せる相手をみつけたいと思う。そこはお医者さんに解決できないところ」と言う。
病院に出向いて体験を話すという小さな動きが、今は毎月第一日曜日に中央区荒戸の市民福祉プラザで開く「あけぼのハウス」や、再発治療中の乳がん患者が集う「さくらんぼ会」となった。
医師も積極的に関わるようになり、会員の相談に応じている。
「ソフトでそつのない医師よりも、真正面から向き合ってくれるきびしい医師の方が私たちには大切」と言い切る一方で、「一般市民向けの講演会は、早期発見のために検診を呼びかける内容がほとんど。私たちの会は、いま乳がんと闘っている人や家族のためにある。一人でも多くの乳がん患者さんや家族の方に参加してほしい」と語る。
取材の最後に、1人で悩み苦しんでいる人へのメッセージとして、「あなたの人生のすべてをがんに支配させてはいけない。あなたの人生はあなたのもの」と呼びかけたい、そう話してくれた。

美容師の村本絹恵さん

美容師の村本絹恵さん

右は主治医の黒木祥司院長。9月23日、南区高宮のアミカスで)

イオンモール筑紫野にある「QBハウス」で美容師をしている村本絹恵さん(41)は30歳で乳がんを発症し、治療を10年続けている。今も月に1度、抗がん剤投与のため3時間ほど病院のベッドに横になる。延命治療は特効薬が開発されるまでの戦いとなる。
がん患者であることを隠さず、積極的に人前に出ているのは、「自分と同じ病気で家にこもっている人に、外に出てほしいから」と言う。「立派に生きているという表現の1つですよ」。力みのない言葉で淡々と話す。
趣味は読書と散歩、そしてちょっとだけビール。
心の支えになっているのはサラリーマンの夫と、主治医である黒木祥司医師(黒木クリニック院長)、そしてリレー・フォー・ライフや乳がん患者の会で知り合った、同じ境遇にある人、村本さんの立場を理解してくれている職場の仲間たち。
「誰も一人ぼっちじゃない。どんどん社会に出て行ってほしい。決してあきらめないで」。そしてこうも呼びかける。
「日ごろから、自分の身は自分で守るという意識が大切。病気になった場合も、自分の治療が選べるレベルまで勉強しておけば、医師と患者双方に誤解が生じにくい」。

乳がん「あけぼの会」が九州大会
乳がんの患者らでつくる全国組織「あけぼの会」の九州大会が9月23日、南区高宮のアミカスで開かれ、会員や一般の体験者220人が集まった...

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