未来の子供達へ安全な環境を残したい

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大震災の爪あと 東日本大震災

未来の子供達へ安全な環境を

平成23年3月11日午後2時46分、日本を襲った日本史上最大級の東日本大震災。リアルタイムで流される津波発生の映像と濁流に流される広大な集落。悪夢をみているかのような報道は現実として受け入れがたく、改めて大自然の測り知れない脅威に驚き脅えた方も多いでしょう。高さ10m以上の巨大な水の壁が東北陸沿岸を襲い、1万5400人もの近い方の死亡が確認されています。

地震発生から3ヵ月過ぎた今日も東日本だけでなく、新潟、長野で余震というにはあまりにも大規模な地震が続いており、改めて地震頻発国の恐ろしさを感じざるを得ない危険な状態が続いています。大震災から一夜明け、壊滅状態となった沿岸地帯と大量の瓦礫の山は、今後の早期復興・復旧対策活動の再開に懸念を抱かせる光景であったとききます。

震災がれきが及ぼす悪影響

大規模地震が発生した際の災害対策は、緊急対策、応急対策、復旧・復興対策へと進められていきます。政府は5月20日、「東日本大震災の被災地の平常化に向けた当面の取り組み方針」を決定しました。この中で、瓦礫処理について「マイナス状態から、まっさらな状態(ゼロ)に戻すべく、生活環境に支障が生じ得る災害廃棄物を本年8月末をメドにおおむね撤去する。」としました。

環境省が4月5日に発表した岩手・宮城・福島3県の推計震災瓦礫の量は合計2,490万トン。この推計は、倒壊した家屋やビルなどの量であって自動車や船舶、ヘドロや崩壊した道路・堤防などの瓦礫は含まれていません。これらを含めると今回の震災による瓦礫の量はさらに増加するでしょう。

被災地から離れた場所にいる私たちにとって連日伝えられる被災地の状況から、その規模を想像することは難しく最近の紙面では福島原発処理問題と仮設住宅問題が多く取り上げられ、被災地の瓦礫処理問題は伝わってきません。被災地では腐乱した多量の魚による悪臭の他、倒壊した一般家屋や公共施設、ビルなどの建造物から排出された有害物質のアスベスト、破損した多量の電化製品や蛍光灯の水銀問題が処理されていないままです。これらの有害物質は、瓦礫撤去作業時に空気中に飛散して、作業員の方や住民の健康に悪影響をあたえ、また長い期間放置すれば、被災地の土壌、水質汚染、生活環境へと汚染はつながり地域の経済活動にも大きな支障をきたすものです。

被災地の方々のこれからの生活を考えれば、二次、三次災害へと拡大する恐れのあるこれらの瓦礫撤去は最優先課題であることは間違いないでしょう。

瓦礫の中の水銀問題

大量の震災瓦礫の中で、水銀の性質を利用した数々の計器や蛍光灯が破損すると密封されていた水銀は周囲に飛散します。球状の金属水銀(無機水銀)の毒性は極めて少ないと言われていますが、これらの金属水銀は揮発性が高く、こぼれ出た水銀を転がったまま放置しておくと気化して空気中に充満し、人体には呼吸によって吸収され体内に有害物質となって蓄積されていきます。同様に蛍光灯にも有害な水銀が気化した状態の蒸気水銀が封入されているので、破損した蛍光灯の処理は速やかに行わなければなりません。

昨今の省エネ対策として、消費電力、電気代を抑えながらも明るさを保てるのが特徴としてLEDを使用した蛍光灯の使用が一般家庭ではもちろん、企業などでもすすめられていますが、ガラス管の蛍光灯は落下時に破損すれば、蛍光灯内に封入してあった有害な蒸気水銀は空気中に飛散することになり、周囲の環境を汚染して恐ろしい水銀公害へとつながります。

瓦礫中に埋もれたこれらの水銀が土壌を汚染し地中の中のバクテリアによって有機化されると、環境や地下水を汚染してやがてはすべての動物に恐ろしい水銀中毒を引き起こします。

日本の戦後復興、高度成長期に国民生活が向上していく中で引き起こされた熊本県の水俣病は、自然環境等でも世界に類のない水銀公害で、多くの方の尊い生命と健康を奪いました。水銀公害の恐ろしさを知る私たちは震災瓦礫に埋もれる破損した蛍光灯などの水銀漏出は決して軽視できない問題です。

次世代照明CCFLで安全な未来を

オフィスビル全体のエネルギー割合(%)

オフィスビル全体のエネルギー割合(%)

「省エネ」「エコ」として環境に優しいLED(エルイーディー: Light Emitting Diode)照明が史上を拡大しています。長寿命で消費電力が少なく、ランニングコストが良いとしても、消費者にとっては高価なLED照明。そこで今回次世代の照明として開発され登場したのがCCFL(シーシーエフエル:Cold Cathode Fluorescent Lamp)冷陰極蛍光管照明です。

CCFL(冷陰極蛍光管)とは、液晶テレビやパソコンの液晶画面のバックライトとして利用されている照明で、4万時間の長寿命で省エネ性能も高く、消費電力は従来の蛍光灯と比べ約20%~40%。外装は蛍光灯のガラス管とは異なるポリカーボネートで紫外線をカットするため、虫が寄り付きにくい特徴を持っています。

CCFL蛍光灯は、投げても踏みつけても割れないため、万が一落下した場合でも飛散の恐れも一切ない安心安全な照明です。一般のLED蛍光灯の光は、一方向に強い特性を持っているため、「眩しいけれども暗い」と感じることもありますが、CCFLを使用した蛍光灯は、従来の蛍光灯と変わらず光が周囲に拡散され、刺激の少ない優しい光となるため、自然光が求められるオフィス、医療、工場関連の大型の施設に大変適した照明として注目されています。

大型の施設やオフィスビルで省エネ対策として設備における効果的なリニューアルを考える上でも、照明をCCFL蛍光灯に変えることで大幅なコスト削減とCO2排出削減も期待できます。今回の大震災に学び、いつ訪れるかもしれない大災害に備えて、日々の生活環境の中で照明器具の選択を見直し、震災の被害を二次、三次被害へと後世に引き継がせない心掛けが今求められています。

CCFL蛍光灯のお問い合わせは

九州医事新報
TEL:092-626-7711 FAX:092-626-7722
Mail:info@k-ijishinpo.jp
HP:https://k-ijishinpo.jp/old/


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