日本医師会は東日本大震災の対策本部を立ち上げ被災地の状況や医療ニーズに合わせた支援を行うため、災害医療チームJMATの結成を各都道府県医師会に要請した。被災地の状況や医療ニーズを見極めながら各都道府県医師会と連携し医療支援活動を指揮している。
福岡県医師会では日本医師会からの要請を受け、各市・郡の医師会と協力して医療チームを結成・登録し被災地への支援を行うため様々な準備を行っている。福岡JMATへの登録数は医師69名、看護師53名、薬剤師3名、理学療法士3名、精神保健福祉士1名、事務19名の計148名(4月12日現在)。派遣場所は日本医師会から振り分けられており、福岡県JMATは3月20~26日まで茨城県高萩市、3月27日以降は福島県いわき市への派遣を行っている。3月20~22日には福岡県JMAT第1陣として北九州市医師会災害医療チームが茨城県北医療センター高萩協同病院(茨城県高萩市)へ派遣され総勢11名が活動を行った。その後も県内各地区のJMATが交代しながら活動しており、5月まで行われる。その後の派遣は日本医師会と連携を取りながら決定していく。
一日も早い復興と被災者の健康・安全のため今後も医療ニーズに合った活動が期待される。