8日、乳腺、乳がん専門外来の及川病院(福岡市南区、及川達司院長)の久松和史乳腺外来部長ら医師、看護師、薬剤師などの病院関係者が天神の中心部で乳がん検診を呼び掛ける街頭キャンペーンを行った。
10月の乳がん月間に合わせ、道行く人たちに受診を勧めるリーフレットに病院スタッフがデザインしたオリジナルのマグネットを添えて手渡した。また、路上に展示した乳がん(乳房)の模型にはあいにくの小雨模様にも関わらず、多くの女性が足を止め乳がんやがん検診への関心の高さをうかがわせた。
10月17日に全国で一斉に行われる「ジャパンマンモグラフィーサンデー(J.M.S)」をPRするのが目的。
J.M.SはNPO法人J.POSH(日本乳がんピンクリボン運動)が推進する年に一度のイベントで、世界的に乳がん啓発強化月間の10月第3日曜日に全国各地の病院でマンモグラフィー検査が受けられるというもの。
仕事や育児、介護などで平日に病院に行くことが難しく乳がん検診を受けない女性も多い。
「休日受診ができるなら検診を受けられるのに」という女性の声を受けて昨年から始まった。