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PCI補助ロボットで医師の被ばくを低減

PCI補助ロボットで医師の被ばくを低減

久留米大学病院 循環器病センター
上野 高史 教授(うえの・たかふみ)
1982年長崎大学医学部卒業。米アトランタ心臓血管研究所留学、
福岡市医師会成人病センター副院長などを経て、2010年から現職。
2015年から同病院副病院長兼任。

 今年4月、補助ロボット「コーパス(CorPath GRXシステム)」を使用した経皮的冠動脈インターベンション(PCI)が、国内で初めて久留米大学病院循環器病センターで実施された。コーパス導入のメリットや今後の展望は。コーパス治療の第一人者である上野高史教授に聞いた。

―コーパスとは。

 コーパスは、一言で言えばPCI用の補助ロボットです。医師は、放射線を遮蔽(しゃへい)する素材に囲まれた場所で、目の前のモニターを見ながら、ジョイスティックというレバー付き入力機器を使って、ガイドワイヤーやカテーテルを遠隔操作します。

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