九州医事新報社 - 地域医療・医療経営専門新聞社

高次機能障がいをサポート ケニアでの医療支援も継続

高次機能障がいをサポート  ケニアでの医療支援も継続

医療法人光心会 諏訪の杜病院
武居 光雄 理事長・院長(たけい・みつお)

1985年大分医科大学医学部(現:大分大学医学部)卒業。
慈泉会相澤病院、別府リハビリテーションセンター、
九州大学生体防御医学研究所附属病院(現:九州大学病院)気候内科などを経て、
1997年医療法人光心会諏訪の杜クリニック開設、2000年から現職。

 障害者や高齢者を中心に内科的治療からリハビリテーションまで行う諏訪の杜病院。困っている人に質の良い医療を届けたいとアフリカ・ケニアの医療支援にも取り組む武居光雄理事長・院長に話を聞いた。

―大分県高次脳機能障がい支援拠点機関です。

 2007年に大分県から指定を受け、「見えない障害」と言われる高次脳機能障がいの社会的認知を高め、社会参加や就労支援などを実施しています。「見えない」と言われる理由は、次の通りです。例えば脳梗塞で病院に搬送された患者さんがいたとします。治療が進み、まひなどの後遺症がなく、身の回りのことも困ることがなくなったため退院し、職場復帰をします。しかし、ミスが多い、段取りが悪い、指示を忘れるなど、以前と異なる状態が続き、退職を余儀なくされ、生活も困窮する事態になってしまうことがあります。

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