九州医事新報社 - 地域医療・医療経営専門新聞社

香川県看護協会 会長 安藤 幸代

香川県看護協会 会長 安藤  幸代

 新春のお喜びを申し上げます。日頃から香川県看護協会の活動にご支援、ご指導を賜り厚くお礼申し上げます。

 2019年は平成から令和へと年号が変わり日本の新たな幕が上がりました。ラグビーワールドカップ大会では、日本代表が世界の8強になったことに国民が歓喜し、日本中が「ワンチーム」になって熱狂的に応援しました。

 一方、台風による大災害により多くの都府県が自然災害に震えました。災害はいつどこで発生するか分からず日頃からの備えの大切さ、発生してからの迅速な危機管理の重要性を再認識しました。

 さて、香川県の助成事業である「助産師出向支援推進事業」は、7年目を迎え4施設から出向していただいています。2018年まで出向を受けていた病院から2019年度は出向していただいています。他施設への出向は大変な労苦を伴う反面、助産師同士の交流やお互いの施設間の違いの発見など前向きな反応をいただいています。今後は、助産師だけでなく看護職すべてが他の施設や訪問看護ステーションなどへ出向し、香川県の看護職がワンチームになれればと期待しています。

 一般研修に加え、新人教育も充実させています。特に2020年度からは保健師についても、助産師同様、より専門性を高めていただくための新卒新人研修を開催するなど、対象に合わせた細やかな研修に取り組みます。また、2020年度は認定看護管理者サードレベル研修も実施の予定です。

 さらに、2020年9月29・30日の両日「第51回日本看護学会 │ ヘルスプロモーション │ 学術集会」をサンポートホール高松で開催いたします。テーマは「瀬戸内かがわから発信する新しい時代の新しい看護〜看護三職能による地域共生社会の創造~」です。うどん県それだけでない香川県らしさをお届けしたいと考えています。

 2020年はナイチンゲール生誕200年、看護の日制定30年の記念の年です。日本看護協会と日本看護連盟は、看護職への関心を深め、社会への貢献の最大化を目指すNursing Nowの趣旨に賛同し、キャンペーンを実施しています。香川県看護協会でも看護の日を中心に盛り上げていきます。

 本年が皆さまにとって、実りある年になりますようにお祈りしております。

記事に関する感想・コメントはこちらから

このフォームに入力するには、ブラウザーで JavaScript を有効にしてください。
名前
メニューを閉じる