九州医事新報社 - 地域医療・医療経営専門新聞社

訪問診療所の管理運営開始 地域医療をさらに強化

訪問診療所の管理運営開始 地域医療をさらに強化

福井大学医学部附属病院
腰地 孝昭 病院長(こしじ・たかあき)

1984年京都大学医学部卒業。
仏ラ・ティモンヌ病院留学、熊本中央病院心臓血管外科部長などを経て、
2009年から福井大学器官制御医学講座外科学2教授、2016年から同大学医学部附属病院長、
同大学副学長(医療担当)。

 2019年8月、福井大学医学部附属病院は、同院がある永平寺町で、町立在宅訪問診療所の管理運営を開始した。地域医療への関わりを強化する狙いとは。その指揮を執る福井大学医学部附属病院の腰地孝昭病院長にその思いを聞いた。

―訪問診療所の管理運営のきっかけは。

 県内市町村の在宅での死亡率を比較すると、永平寺町では、在宅死が少ないことが分かっています。医療機関以外で亡くなる方が増える傾向にある中で、それに反する結果でした。理由はいくつかありますが、永平寺町には大学病院との間を結ぶ医療機関や施設が少なく、訪問診療や看取(みと)りができていないことが考えられます。

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