九州医事新報社 - 地域医療・医療経営専門新聞社

統合後初の黒字を実現 職員の意識の変化が結実

統合後初の黒字を実現 職員の意識の変化が結実

掛川市・袋井市病院企業団立中東遠総合医療センター
宮地 正彦 企業長・院長(みやち・まさひこ)

1980年名古屋大学医学部卒業。
米ジョンズ・ホプキンス大学留学、名古屋大学第一外科(現:腫瘍外科学)、
愛知医科大学消化器外科特任教授などを経て、2017年から現職。

 2013年、掛川市と袋井市の二つの市立病院が企業団を設立し、開設した中東遠総合医療センター。2018年度には、初めて経常収支の黒字を実現した。組織を率いる宮地正彦企業長・院長に話を聞いた。

―黒字化までの経緯を。

 経営戦略を立てるための部署として経営戦略室を設けています。アドバイザーとして、すでに多くの病院でご活躍されている有識者などにも入っていただき、収益の道筋を立てる戦略を練りました。統合前はそれぞれ400〜450床規模の病院でしたが、開設時は500床、医師80人程度でスタート。病床規模からすると決して医師の数は多くはありません。戦略を練って、それを元に収益を上げるための地道な努力を皆が続けてきた結果だと思います。

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