九州医事新報社 - 地域医療・医療経営専門新聞社

滋賀県看護協会 会長 廣原 惠子

滋賀県看護協会 会長 廣原  惠子

 新年あけましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、健やかに新春を迎えられましたこととお喜び申し上げます。

 少子高齢化が進む中、国や日本看護協会では、高齢者人口が一番多くなる2040年に向けた検討が始まり、滋賀県においても地域医療構想に基づく医療提供体制や働き方改革の推進、医師確保計画や看護職の需給推計結果のもと養成や確保定着、地域包括ケアシステムへの取り組みが加速化している昨今です。

看護が躍進し繁栄の年に

 2020年の干支は「子年」。子年は新しい運気のサイクルの始まりで「子年は繁栄」という格言の通り、東京オリンピック・パラリンピックが開催され日本全体が盛り上がり、まさに繁栄する年となります。

 看護界においても、ナイチンゲール生誕200年となり、世界中の看護職2000万人が自分たちの可能性を最大限に発揮し、健康課題に積極的に取り組み、人々の健康の向上に貢献するために行動するNursing Nowキャンペーン「看護の力で健康な社会を!」の活動を強化しています。日本では「看護の日制定30周年」とも重なり、日本看護協会や滋賀県看護協会でも記念事業を計画しています。

 今年こそ、「看護の力」を県民に示していく絶好のチャンス! 県内各地のあらゆる場・領域で活躍する看護職の日々の実践や看護活動を強化させていきたいと思います。

「看護の将来ビジョン」のもと、地域包括ケアシステムや事業の推進

 滋賀県看護協会では、2019年4月に「看護の将来ビジョン」を公表いたしました。そのビジョンのもと、県民一人ひとりが輝ける健やかな滋賀の実現を目指して、看護職が一丸となって事業を推進していきたいと思います。

 また、2018年度より地域包括ケアシステム推進のために、地区支部活動を強化すると共に地区支部内の行政統括保健師や施設代表看護管理者によるネットワーク会(略称地域看護ネット)の活動が始まりました。

 2020年度は、さらに看護職の連携と活動の強化を図りながら、あらゆる領域で働く看護職の役割や専門性を生かして各地域の地域包括ケアシステムの深化・発展に努力していきたいと思います。

 皆さまの日々の看護実践で、自身はもちろん、住民、患者さんや利用者さん、同僚の笑顔が増え、健康で幸多き年でありますように願っております。

 私自身が今年大切にしたい言葉は「おごらず  人と比べず 楽しんで 皆さんと共に着実に前進!」です。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

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