九州医事新報社 - 地域医療・医療経営専門新聞社

放射線治療、緩和ケア 持てる力で”地域完結“を

放射線治療、緩和ケア 持てる力で”地域完結“を

社会医療法人社団三思会 東名厚木病院
山下  巌 病院長(やました・いわお)

1985年富山医科薬科大学(現:富山大学)医学部卒業、同大学第二外科入局。
同助手、東名厚木病院外科、同救急部長などを経て、2015年から現職。

 1981年に開院した東名厚木病院。年間の救急患者数は1万強、救急搬送件数は5000前後の、救急を強みとする地域医療支援病院だ。がん医療にも力を注ぎ、2020年には、神奈川県がん診療連携指定病院の認定を取得。山下巌病院長は「地域で、がん医療を完結できるようにしたい」と語る。

―がん医療に注力される背景と、これまでの強化の道のりについて、お聞かせください。

 ここ県央2次医療圏は、がん治療の地域完結率が低いことが課題となってきた地域です。数年前のデータで、放射線治療の地域完結率が20%未満、化学療法が30〜40%。がんの患者さんの圏外への流出が多いと言われてきました。

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