九州医事新報社 - 地域医療・医療経営専門新聞社

好生館と共に育ち、医師を目指した人生の集大成として

好生館と共に育ち、医師を目指した人生の集大成として

地方独立行政法人 佐賀県医療センター 好生館 佐藤 清治 館長(さとう・せいじ)
1984年佐賀医科大学(現:佐賀大学医学部)卒業。佐賀大学医学部附属病院一般・消化器外科、
地方独立行政法人佐賀県医療センター好生館消化器外科部長、副院長などを経て、2019年から現職。

 佐賀藩主・鍋島直正公によって創設され、180年を超える歴史を有する地方独立行政法人佐賀県医療センター好生館。現在、県内有数の高度急性期病院として多くの実績を残している。今年4月、15代館長に就任した佐藤清治氏に、新館長としての抱負と今後の展望を伺った。

好生館は遊び場だった

 好生館は6年ほど前まで佐賀県庁の東側エリア、水ケ江地区にあり、佐藤清治館長の実家は、そのすぐ近くだった。「前の好生館から50㍍ぐらい。父が一人でやっていた鉄工所が実家でした。病院は私にとって遊び場でしたね」。放射線治療室やコバルト治療室といった聞きなれない言葉が表示され、病院全体が不思議に満ちた遊園地のような感じだった。

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