九州医事新報社 - 地域医療・医療経営専門新聞社

「選ばれる病院」を目指し 県境を越えた信頼関係を

「選ばれる病院」を目指し 県境を越えた信頼関係を

国保水俣市立総合医療センター 阿部 道雄 院長(あべ・みちお)
1991年熊本大学医学部卒業、1999年同大学院卒業。同附属病院第2外科、
済生会熊本病院、国保水俣市立総合医療センター診療部長などを経て、2019年から現職。

 熊本県の南端、鹿児島県との県境に位置する国保水俣市立総合医療センター。「医療に県境はない」と言うのは、4月に就任した阿部道雄院長だ。「この場所」にあるからこそ果たすべき役割がある。新院長が描く未来を語ってもらった。

―地域性について教えてください。

 ここ芦北医療圏は熊本と鹿児島の県境。人口は4万5000人ほどです。他の医療圏までは距離がありますから、当院は24時間の救急医療体制で住民を守る、地域の要でなければなりません。当院には水俣市、芦北町、津奈木町はもちろんのこと、県境を越えて鹿児島県出水市や伊佐市からの入院患者さんも、2割から3割弱いらっしゃいます。

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