大阪公立大学大学院医学研究科 神経精神医学 摂食障害のアプリ開発 新大学でメンタルヘルス強化
井上 幸紀 教授(いのうえ・こうき)1987 年大阪市立大学…
熊本大学大学院神経精神医学分野は伝統的に生物学的精神医学を追求してきた教室で、教育や研究にもその精神が反映される。2018年7月に就任した竹林実教授に、就任から半年ほどの取り組みやこれからの目標などについて、話を聞いた。
術後の高齢の入院患者に起こりやすい「せん妄」や認知症に対する「リエゾン精神医療」の取り組みが進んでいる。医療の高度化で高齢者にも侵襲の大きな手術が行われるケースが増加したためだ。こうした例を含めて、精神科領域で求められる医療の多様化が進んでいる。
日本でトラウマという言葉が広く知られるようになったのは阪神・淡路大震災の時でした。本学会は米国に本部をおく国際トラウマティック・ストレス学会の連携組織として2002年に設立。医師だけでなく研究や治療にかかわる多様な専門職で研究・情報交換をしています。
認知症高齢者は年々増加しており、2025年には全国で推定700万人に達すると言われています。65歳の5人に1人が発症する計算で、熊本県では、約11万人の方が認知症になると予測されています。誰もが当事者として、もしくは家族として関わる可能性が高い病気です。