千葉大学医学部附属病院 創立150周年
横手 幸太郎 病院長(よこて こうたろう)に聞く 地域は…
新年あけましておめでとうございます。昨年は医学部入試における地域枠での定員割れが大きな話題となりました。地域における医師不足解消を目指して導入された地域枠入試ですが、その実効性が危ぶまれています。この問題が2004年に施行された二つの制度改革(新臨床研修制度と国立大学法人化)に起因していることから、改めて国立大学における制度改革のあり方を再考してみました。
およそ60人の医局員を束ねるのは、5代目の大鳥精司教授。「自主性を重んじる」という方針のもと、個々の関心に応じて技術を高めたり、研究に打ち込んだりできる教室づくりを進めてきた。就任3年目の今、次のステップに進むための準備も着々と進んでいるようだ。