三田市民病院との統合に向け さらなる急性期医療の充実を
社会福祉法人恩賜財団済生会兵庫県病院左右田 裕生 院長(そう…
2019年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。皆さまにおかれましては、すこやかな新年を迎えておられることと、お慶び申し上げます。さて、私儀は、2018年4月1日より筑波大学附属病院長を拝命いたしました。
かつて急性期医療を担っていた三木市民病院と、慢性期医療を得意としていた小野市民病院。隣接する両市民病院への医師派遣に苦慮した神戸大学が統廃合を提案、誕生した経緯を持つ先駆的な病院。「まだ進化の途中」と語る横野浩一病院長が描く将来像とは。
ここ3年間の経営努力が実を結び、強固な財政基盤の構築が実現した筑波大学附属病院。4月に就任した原晃病院長のもと、いよいよ「攻め」に転じようとしている。目指すのは、グローバルな視野でローカルな課題を捉えることのできる医療人の輩出。新たな施策を次々と打ち出している。
新棟建設や大規模な改修を考えるなら、どのような点に留意すべきか。目指す医療の方向性、地域のニーズ、今後の変化への備え。一般社団法人日本医療福祉建築協会の中山茂樹会長は「まず明確なビジョンを」と提言する。