社会医療法人杏嶺会 理事長・一宮西病院 院長 上林 弘和

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職員の満足度を高めることが、患者さんの幸せにつながります

【出身大学】愛知医科大学(1981年卒業) 
【主な資格】精神保健指定医 日本精神神経学会専門医・指導医 日本精神科病院協会指導医

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●強みは総合力

 当院の強みは総合力です。一部を除き、ほぼすべての診療科を標榜し、高レベルの医療を提供していると自負しています。

 愛知県内でも名古屋市には大きな病院がありますが、そのほかの地域は十分だとは言えません。そのような地域においては専門性の高い病院よりも幅広い領域を診ることができる病院が求められるのです。もちろん、ある程度の専門性は必要ですが、この地域のニーズと合致しないのです。

 当院のある地域でも、専門性を突き詰めた病院よりも総合力の高い病院を評価する傾向があります。当院は一貫して幅広い領域を診てきましたし、これからもその方針は変わりません。

●風通しのよい職場に

 職員にはいつも「部署の壁を取り払って、風通しのよい職場にしないと患者さんに最良の医療を提供できないよ」と言っています。医療とは医師、看護師、パラメディカルなど、チーム一丸で行うものです。そのためにはコミュニケーション、助け合いの精神で信頼関係を築くことが必要です。組織が大きくなると、セクショナリズムに陥る傾向がありますが、それで苦しむのは患者さんです。部署に固執せず、相互で助け合うことが医療従事者にとっては何よりも重要なことなのです。

●新施設の建設

 来年の1月には重症心身障がい児者施設を当法人の尾西記念病院敷地内に併設します。建設中の同施設はベッドスペースが通常の2倍あり、ベッドから車いすへの移動がスムーズに行えます。また建物の面積も広大です。ベッド数は120床ですが、同規模の病院と比較して2倍以上の面積があります。

●医療需要を見すえて

 これから10年後、20年後は、人口減の社会に突入し、医療需要も現在とは大きく異なってくることが予想されます。そのころには現在30代、40代の人たちの有病率が高くなり、疾病構造が大きく変わります。また同時に治療革新も進むと考えられます。その時代、その時代の患者さんのニーズに合わせた医療の提供が求められてくるでしょう。

● 海外との交流

 中華人民共和国の有名医療機関との交流にも注力しています。2012年には蘭州市第一人民医院と提携、私が同院の名誉院長に、森昭裕副院長が消化器内科名誉教授となりました。

 森副院長は他にも昆山市中医医院の客員教授(2013年〜)、寧夏回族自治区人民医院の客員教授(同年〜)、青島市中心医療集団(青島中心病院、国際医療センター)の名誉教授(2015年〜)を務め、技術指導や人事交流を行っています。

 心臓血管外科の医師も1名、2013年からドイツのノルトライン・ヴェストファーレン州バードユーンハウゼン心臓センターへ留学、心臓血管外科手術の最前線で修業を積み、来春帰国する予定です。

● 30代で理事長に

 理事長を引き受けた27年前は、30代でした。まだまだ臨床と研究に打ち込んでいたかったので、あまり気が進まなかったのを覚えています。

 就任当時は、100床ほどの精神科病院でしたが、みなさんの頑張りのおかげで法人化を達成しました。法人の核をなす一宮西病院は、診療科が28科、病床数は436床。グループ内各施設についても、上林記念病院441床、尾西記念病院137床、いまいせ心療センター156床、老人保健施設やすらぎ100床、一宮医療療育センター120床と、杏嶺会の総病床数は1390床となり、規模を大幅に拡大して現在に至っています。

●職員を幸せに

 私のモットーは「職員を幸せにすること」です。職員の満足度が高ければ、患者さんにも還元できます。職員が元気で仲良く働いていてくれることが私の最大の幸せです。これは病院だけでなく、すべての業種に当てはまります。私は職員の幸せを第一に考えることが経営者には求められるのだと考えています。


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