東京女子医科大学病院 病院長 田邉 一成

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 今年は、昨年に引き続きAIと労務管理が大きな話題になりそうです。

 内閣府の働き方改革の荒波は大学病院にも例外なく押し寄せ、患者の治療最優先でどんなに重労働でもするという古いタイプの医師は戸惑うばかりでしょう。

 しかし、これは業務の効率化などの改善が進む良い機会になると考えられます。実際臨床の現場も診断法、治療法の改善は著しく一昔前の手間のかかる治療は影を潜めつつあります。がんの化学療法をはじめ、多くの治療が入院を必要としなくなり外来治療で済むようになっているのは良く知られています。また、手術もロボットや腹腔鏡を用いた低侵襲手術が主流となり、術後の患者の回復が非常に早くなり以前に比べて格段に患者管理が容易となっています。実際のところこのような低侵襲手術では術後点滴は激減しており病棟業務の低減に大きく貢献していると思います。

 さらに事務業務はいずれ近いうちにAIや便利な電子カルテが代行するようになるものと思われ、ますます臨床業務の低減化が進むものと考えられます。特にAIは2019年には画像診断、病理診断、内視鏡診断などの分野で大幅に利用されることが予想されており医師の診療支援に革新的変化をもたらすと考えられます。さらに最近では電子カルテにAIを組み込み医療事故などの防止にも利用されることが想定されており、医療安全の取り組みそのものが大きく変化していくと考えられます。

 2019年は臨床の分野で革新的変革が進むスタートの年になり、今後の発展が期待されます。


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