北播磨総合医療センター 横野 浩一 病院長

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よき医療人を育て 患者を惹き付ける病院に

【よこの・こういち】
1972年神戸大学医学部卒業、同第二内科入局。米マウントザイオン病院メディカルセンター留学、神戸大学大学院医学研究科老年内科学教授、同大学理事・副学長などを経て、2013年から現職。

 かつて急性期医療を担っていた三木市民病院と、慢性期医療を得意としていた小野市民病院。隣接する両市民病院への医師派遣に苦慮した神戸大学が統廃合を提案、誕生した経緯を持つ先駆的な病院。「まだ進化の途中」と語る横野浩一病院長が描く将来像とは。

―開設から5年、現況を。

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 住民の理解と両市の支援のおかげで運営は順調です。高度急性期を担う救急病院だという認識がだいぶ浸透してきた。目指す方向性を地域と共有できていると思います。

 患者数も年々増加。ベッド数は450床、実働はもっと少ない中で稼働率は95%超。入院は1日400人以上、毎日40人前後が入退院していて流動性は高い。外来患者数は1日平均で約950人。1000人を超える月も年に4〜6カ月あります。

 北播磨医療圏は、三木市、小野市、加東市、加西市、西脇市、多可町の5市1町で構成。患者さんは三木市と小野市が各30%、その他で約25%。計85%が圏内からで、残りは隣接する神戸市西区や加古川市などから来られています。

―近年の取り組みや課題は。

 2年前に先端医療センターを開設しました。アブレーション治療を行う不整脈部門と、ダビンチ手術を行うロボット手術部門があり、各トップには神戸大学の特命教授と准教授が就任。治療をより広めているところです。

 ほかにも消化器、循環器、脳卒中・神経、糖尿病、血液浄化、重症虚血肢の六つのセンターを設置していますが、さらに来春にはリウマチセンターを開設予定。整形とリウマチ・膠原病内科で治療に当たります。

 現在、診療科数は内科系18と外科系16の計34。大学病院並みですが、やはりまんべんなく潤沢に人材がいるわけではない。医師が足りない診療科をどう運営するかが課題です。

 医師の地域偏在と診療科偏在は全国的な問題。特に産科婦人科や救急科ですね。うちもやはり厳しい。働き方改革に対応するためにも、引き続き確保できるよう努力していきます。

―研修医に人気です。

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 医療人が来ない病院には患者さんも来ない。立派な建物や最先端の機器はあります。それに加えて必要なのは魅力的な指導者です。ここは神戸大学がお願いして二つの市民病院を統合した病院ですから、大学から優秀な人材が来てくださっているのが強みです。

 教育の大切さを身をもって知っている分、しっかり人を育てようという思いは強い。この気風を軸に、医師、大学、病院がウィンウィンの関係を築ければいいと思っています。

 当院は当初から、初期研修医をマッチングで、後期研修医を自助努力で多く採用できる病院を目指してきました。臨床研修センターでは、個人に応じたカリキュラムを提案。昨年はへき地医療を勉強したいという希望に応じて島根県の離島にある隠岐広域連合立隠岐病院との連携も開始。必要だと思うことにはできる限り対応してきたつもりです。

 救急現場での指導にも力を入れています。初期研修医は1年目に2カ月、2年目に2カ月半、救急に回る決まりです。ここは2次救急、やっても2.5次までのER型の病院で、ゼネラリスト育成に最適な訓練場なんですね。これで力が付くと選ぶ人も多い。

 初期研修医は11人枠に30人を超える応募がありました。中四国、九州、東海や北信越からも来ています。現在、初期研修医は24人、後期が27人。医師の3分の1が5年以内の若者で、活気がありますね。

 目指すのは、医療人と患者さんを惹き付けるマグネットホスピタルです。都会に比べてハンディがある分、どうメリットを打ち出すか。まだ若い病院ですので10年20年先を見据えながら、実績を積み上げていきたいですね。

北播磨総合医療センター
兵庫県小野市市場町926-250
TEL:0794-88-8800(代表)
http://www.kitahari-mc.jp/


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