医療法人 藤田眼科 藤田 善史 院長

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徳島県の眼科医療を世界標準に

【ふじた・よしふみ】 1978 徳島大学医学部卒業 1986 同附属病院眼科講師 1990 徳島赤十字病院眼科部長 1994 医療法人白義会今井耳鼻咽喉科・藤田眼科開設 1999 医療法人藤田眼科院長 2009 ミャンマーマンダレー医科大学名誉教授

 「白内障の日帰り手術を受けられるように」ー。そんな思いを実現すべく1994年、藤田眼科を開設した。白内障の手術件数は年間およそ2000。2018年内には累計5万件に達する見込みだ。藤田善史院長の取り組みを振り返ることで、白内障手術の進化の過程が見えてくる。

―治療法の変化について。

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 白内障は高齢化などを要因に、レンズの役割である水晶体が濁ってしまう疾患です。視界がかすむ、ぼやける、光がまぶしく感じるといった症状が現れます。

 私が医師になった40年ほど前の白内障手術は、眼球を広く切開して水晶体を摘出し、術後2週間程度の入院を必要としました。水晶体がなくなってしまうわけですから、術後にちゃんと見えるようにするには、メガネなどで矯正しなければなりませんでした。

 患者さんの負担が大きい治療だったのですが、1990年代にかけて技術が格段に進化しました。

 小さな切開で超音波を使って水晶体を取り出すことができるようになり、水晶体の代わりに人工の「眼内レンズ」を挿入する手技が普及したのです。眼内レンズの寿命は長く、「一生使用することが可能」とされています。

 こうして患者さんの負担は軽減されたものの、それでも「1週間程度の入院」が国内では一般的でした。海外では、すでに日帰り手術が実施されており、安全性も問題ないとの認識が広がっていました。私も日本で、何とか患者さんが早期に社会復帰できるシステムを確立できないかと考えました。

―「藤田眼科」開院の動機ですね。

 1994年の開院から一貫して負担が少なく、日帰り可能な白内障手術に取り組んできました。

 麻酔は注射から点眼へと変わり、痛みを感じることはありません。患者さんの意識ははっきりしていますので、できるだけ緊張をほぐせるよう、話しかけながら手術を進めていきます。

 また、術前に疾患のことや最新の機器を使った手術の内容を丁寧に説明し、患者さんに理解を深めてもらうよう努めています。事前に「どんな手術なのか」をイメージしていただくことで、不安の軽減につながればと思っています。

 手術は10分程度で終了します。当院では切開は2.4㎜に統一。縫合も必要ありません。手術の後は、リカバリー室で10〜15分程度休めばお帰りいただけます。両眼を一度に手術することも可能ですから、県外の患者さんなども多くいます。

 当院の全手術のうち、7割ほどを白内障手術が占めています。白内障手術を含めて、1日当たり20件ほどの手術を実施しています。

―これから力を入れていくことは。

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 国内でトップレベルであることはもちろん、常に世界標準の技術を取り入れて提供し続けていきたいと考えています。

 先日、ウィーンで開かれた「欧州白内障・屈折手術会議」に参加しました。ヨーロッパの白内障治療の技術は非常に進んでいます。今後の主流として進化していくのは、患者さんごとの状態に合わせた「眼内レンズのカスタマイズ」でしょう。より細かくニーズを満たしていくことが求められると思います。

 言い換えれば、さらに高い技術が要求されるということでもあります。当院に勤務する専門医は6人、視能訓練士は7人。十分な人員が互いにカバーしながら診療に当たりますので、学会などへも参加しやすい環境です。

 また、当院の治療データをスタッフにフィードバックして、スキルアップを図る仕組みも整えています。

 白内障手術は引き続き当院の中心として推進し、次世代の育成も強化していきます。角膜、涙道、緑内障など多様な領域の疾患に対しても、世界標準の治療で徳島の皆さんの期待に応えたいと思っています。

医療法人藤田眼科
徳島市佐古六番町6-27
TEL:088-656-1010
http://www.fujitaec.or.jp/


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