社会医療法人財団仁医会 荒井 好範 理事長

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町に"語らい"が生まれる そんな病院をつくりたい

【あらい・よしのり】 1989 昭和大学医学部卒業 1991 国立病院機構東京医療センターレジデント 1995 社会医療法人財団仁医会牧田総合病院脳神経外科 2012 社会医療法人財団仁医会理事長

 「区南部医療圏」(大田区、品川区)には、大学病院をはじめ急性期病院が集中している。その一翼を担う牧田総合病院を軸に、予防医療から介護サービスまで展開する仁医会。来年には新病院建設が始まり、さらなる地域貢献を目指す。

―区南部医療圏での病院の立ち位置は。

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 284床の牧田総合病院が、これから地域でどのように急性期医療を維持して生き残っていくのか、改めて考えるべき時期に入っていると感じています。

 当医療圏でも高齢化が進む中、近年の若年層の流入などもあって、医療ニーズは多様化しています。

 回復期リハビリテーションなどに特化した牧田総合病院蒲田分院や介護老人保健施設「大森平和の里」、昨年4月オープンの「健診プラザОmоri」など、仁医会全体が力を合わせて、地域に求められる役割を果たしていくことが大切ではないかと思います。

 高齢者医療の側面で言えば、「高齢者救急」への対応に注力しています。脳血管内治療が24時間可能な脳神経外科や外科、整形外科の体制を充実させており、脊椎脊髄センターでは低侵襲手術を中心に、脊椎変性疾患、腰部脊柱管狭窄症、腰部椎間板ヘルニアなどの症例数を伸ばしています。

 私たちが目を向けなければならないのは疾患だけではありません。身寄りがなかったり、認知症だったりと、高齢の患者さんが抱える事情はさまざまです。

 法人内の連携はもちろん、他の医療機関や介護施設とのネットワークも積極的に広げ、互いに助け合う関係づくりに努めています。私たちは「患者さんと地域のつなぎ役」でもあると思っています。

―病院の建設計画が進んでいます。

 病院の機能を拡大していくにつれて建て増してきましたが、建物間の行き来はスムーズとは言えません。災害に対する備えについても、耐震性の強化という課題があります。

 このままでは医療を提供していくことが厳しくなるだろうと考え、「この場所で建て替えができないだろうか」と可能性を探りました。しかし、現在の敷地面積では、私たちが思い描く新たな病院の実現は難しいとの結論に達しました。

 移転先の候補を探していたところ、JR蒲田駅から徒歩数分の場所に、およそ5000㎡の土地を確保することができました。

 新病院の建設プロジェクトとして、20ほどのワーキンググループによる検討を重ね、基本計画をまとめ上げました。2019年1月にいよいよ着工。現病院の跡地の近くにクリニックを開設し、引き続き医療を提供していくつもりです。

 5階建ての外来棟と10階建ての入院棟からなる「ツインビル」計画として進めています。病床数は290床の予定です。

 診療面の柱は現病院と同じく救急医療。さらなる充実を図るとともに、開院に合わせて、周産期医療の体制も整えます。

 大田区民の分娩数は年間3000ほどです。ただ区内の分娩施設が不足している現状があり、半数が区外で出産しています。大田区としても区内での出産数を増加させたいという思いがあり、当法人にも協力の要請がありました。5人の常勤医でスタートし、年間1000件の分娩を取り扱うことが目標です。

―将来のイメージは。

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 あらゆる世代が交流できる場をつくろうと、2017年5月、大田区大森北にコミュニティーサロン「おおもり語らいの駅」を開設しました。地域の活性化に貢献できているのではないかと思います。

 新病院にも子どもからお年寄りまで一緒に過ごせる場所をつくりたいと思っています。ですから、建物のデザインは「病院らしくない」ものにしたい。病気でなくとも気軽に立ち寄ってもらえる。そんな存在として、みなさんから受け入れてもらうことが理想です。

社会医療法人財団仁医会 牧田総合病院
東京都大田区大森北1-34-6
TEL:03-3762-4671(代表)
http://www.makita-hosp.or.jp/


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