社会医療法人ジャパンメディカルアライアンス 座間総合病院 渡 潤 病院長

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市外搬送を食い止める!座間の医療を守り抜く

【わたり・じゅん】 1986 日本医科大学医学部卒業 同付属病院放射線科入局 1989 日本私立学校振興・共済事業団下谷病院 2001 社会医療法人ジャパンメディカルアライアンス海老名総合病院 2016 同座間総合病院病院長

 在日米陸軍基地「キャンプ座間」の一部返還エリアに2016年、「座間総合病院」は開院した。同じくジャパンメディカルアライアンスグループの「海老名総合病院」(海老名市)とともに、県央医療圏の救急医療、地域医療を支える。

救急医療を立て直すために

―特徴は。

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 座間市は救急車の市外搬送率が8割超という状況に直面していました。「救急医療の立て直し」という使命のもと、2016年に当院がオープンしました。

 市内で3施設目の2次救急病院です。日中はもちろん、夜間も可能な範囲で受け入れて検査を実施しています。専門性の高い治療を要すると判断した場合は3次救急を担う北里大学病院(相模原市)や海老名総合病院に搬送します。

 すべてを当院で抱え込むのではなく、機能分化を明確にして連携体制を築くことで、救急医療の強化を図っています。

 当院の開院のタイミングで「人工関節・リウマチセンター」を海老名総合病院から移設しました。日本で初めての人工関節センターとして1997年に開設。およそ20年もの歴史の中で高度な技術を有した医師たちによって、5000例を超える人工股関節置換術、2000例を超える人工膝関節置換術の手術を行ってきました。

 人工関節の手術において最も重要なのが感染症対策です。当院にある4室の手術室のうち2室は空気清浄度クラス1000、もう2室はクラス10000です。左右の股関節の同日手術などあらゆる手術に対応可能で、感染や脱臼などの合併症、再手術の割合は極めて低いのが特徴です。

あふれる意欲に応える勉強会

―教育面の取り組みは。

 2016年に運用を開始した「救急ワークステーション」では、朝から夕方まで、救急車1台と3人の救急隊員が常に待機しています。当院に搬送した場合は患者がどの診療科でどのような処置を受けたかなどを知ることができ、救急隊員のトリアージ能力の向上につながっています。

 また、年に2回、救急隊との合同勉強会を開いています。救急搬送された症例を検討してフィードバックすることで、地域医療全体のレベルアップに貢献できればと考えています。

 医療ニーズの高いリハビリテーションは、特に力を入れている領域です。

 当院には90人を超えるセラピストが在籍し、365日体制で切れ目のないリハビリに取り組んでいます。卒業後間もない職員なども含めて、若手が中心。学びへのあふれる意欲に応える形で、昨年度から院内勉強会「座間サミット」を始めました。

 前半30分は各専門分野の職員による取り組みなどの発表。後半30分は、自分の趣味や特技など、二つの要素で構成しています。しっかりと知識を習得するための「聞く」力、人前で話して「伝える」力。コミュニケーション力を磨く貴重な場となっています。

すべてを抱え込むのではなく連携の利点を最大限に生かす 
地域包括ケア病棟の活用を進めたい

―今後は。

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 高齢化によって誤嚥(ごえん)性肺炎の予防に関する取り組みの重要性が増しています。嚥下障害に対するリハビリを強化するために、言語聴覚士の増員を進めているところです。

 2017年12月に開設した地域包括ケア病棟では、レスパイト入院なども積極的に受け入れていきたいと考えています。介護施設や訪問看護ステーション、ケースワーカーらと密に連携をとり、スムーズに患者さんを受け入れる体制を整えていきます。

 当院の開院以降、市外搬送率は8割から6割程度まで下がりました。

 それでも、半数以上は近隣の海老名市や綾瀬市の病院が受け入れているのです。他の救急病院とも協議を重ね、「座間市で救急医療を完結できる」システムの構築を引き続き目指します。そして、何かあれば座間総合病院に相談してみよう。医療者にも患者さんにもそう思ってもらえる病院が理想です。

社会医療法人ジャパンメディカルアライアンス座間総合病院
神奈川県座間市相武台1-50-1
TEL:046-251-1311(代表)
https://zama.jinai.jp/


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