公益財団法人慈愛会 今村総合病院 帆北 修一 院長

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高い専門性を持った総合病院を実現する

【ほきた・しゅういち】 1982 鹿児島大学第一外科入局 2002 同講師 2005 慈愛会今村病院外科主任部長 2008 同副院長 2014 今村病院分院(現:今村総合病院)副院長 2018 今村総合病院院長

 今年4月に院長就任。2病院の機能を再編して昨年オープンした「今村総合病院(旧:今村病院分院)」の指揮をとる。目標に掲げるのは、「充実した救急医療と高度専門医療の提供」だ。

―再編の経緯を。

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 再編以前は内科や整形外科、泌尿器科などを「今村病院分院」が主に担当し、外科と産婦人科を同じ市内にある系列の「今村病院(現:いづろ今村病院)」が担っていました。

 二つの病院の診療科をまとめ、総合病院とする方針のもと、昨年、「今村病院分院」を改築して新棟を建築。「今村病院」の敷地が総合病院としては狭かったのに対して、「今村病院分院」は隣接地を手に入れることができ、今後の事業の拡充にも対応できると判断したからです。

 現在、「いづろ今村病院」は鹿児島市の中心近くという立地を生かし、健診部門の充実を図っています。また、在宅療養支援病院を目指して消化器疾患や血液疾患、糖尿病の治療に加えて地域包括ケア病棟と緩和ケア病棟を備えています。

 2病院の役割を分けることで、互いに専門性を際立たせることができたと考えています。

 国の方針で「地域医療構想」「地域包括ケア」が進められています。鹿児島市内に目を向けてみると、基準病床数と必要病床数の比較はともかくとして、救急、急性期医療が十分に行き届いているとは言えないというのが私の考えです。

 当院の「脳卒中センター」では24時間体制で専門医が待機し、患者を受け入れています。SCU9床を有するほか、市内外のクリニックや救急隊からの搬送、転院依頼を受ける「脳卒中ホットライン」も開設し、数多くの患者が運ばれてきています。

 また、ER型救急の形で内科疾患を中心に軽症から重症まで幅広く対応しています。当院と「いづろ今村病院」が連携し、市内の2次救急の体制を充実させていきたいと思っています。

 今回建設した新棟にはドクターヘリ用のヘリポートを設置しました。離島など遠方からの救急患者への対応力も各段に上がります。

―力を入れた点は。

 「最先端の放射線治療機器をそろえよう」と決めていました。中でも強度変調放射線治療装置「トモセラピー」は、どうしても導入したかった設備です。

 寝台が前後に移動し、同時に周囲360度の方向から綿密に計算された強度変調にて放射線を照射。正常な組織へのダメージは最小限に、確実に患部に当てることが可能です。放射線治療医や診療放射線技師を増員したいと考えています。

 さらに今年4月には口腔外科を開設しました。適切な口腔ケアにより誤嚥(ごえん)性肺炎のリスクが軽減され、入院日数短縮や人工呼吸器使用患者の感染症が抑止されるといった効果が生まれています。

 それまで食べられなかったメニューを食べられるようになると、晴れやかな笑顔を見せる患者は多い。単に病気を治すだけでなく、元の生活に戻るサポートをする。それを医療の使命と考え、設備やサービスの拡充を推進していきます。

―将来の展望は。

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 医療従事者は医療のことだけを考えていればいいのか。ここ数年、私にとって最も大きなテーマです。高齢化に伴って、治療の先のリハビリや継続的な観察の重要性がますます高まりました。

 そうした中、私たちは地域との連携を強めるため、地域連携の集いとして鹿児島市内外の医療機関の関係者を招いた報告会を年1回開催しています。互いの特色を知ることで、私たちは当院での治療を終えた方を他の医療機関へと紹介する際、一人ひとりの状態や環境を考慮して案内できるようになりましたし、当院へ紹介されてくる患者の増加にもつながりました。

 これからも急性期医療に軸足を置き、専門性の高い総合病院として貢献したい。そのためにもより一層連携を推進していきます。

公益財団法人慈愛会今村総合病院
鹿児島市鴨池新町11-23
TEL:099-251-2221(代表)
http://www.jiaikai.or.jp/ imamura-general/


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