特定医療法人衆済会 増子記念病院 両角 國男 理事長・院長

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腎臓病領域が強み 前向きな治療を推進

【もろずみ・くにお】 1973 名古屋大学医学部卒業 名古屋港湾福利厚生協会臨港病院 1976 名古屋大学医学部第三内科 1983 名古屋市立大学病院人工透析部講師・助教授 1990 スイスバーゼル大学病理学研究所 2002 名古屋第二赤十字病院腎臓内科部長 2006 名古屋大学医学部臨床教授 2007 名古屋第二赤十字病院副院長 2014 増子記念病院理事長 2017 同院長(兼任)

 「当院の強みをより打ち出せた」と両角國男理事長・院長が語る「腎臓病総合医療センター」が開設して1年3カ月余り。増子記念病院が注力してきた腎臓病診療の質は、チーム医療の推進で一段と高まっている。

―センター化の手応えは。

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 当院は1972年に透析医療をスタートして以降、腎臓病領域を強みとしてきました。増子記念病院と関連施設である血液透析専門の診療所「増子クリニック昴」を合わせて、10人の日本腎臓学会専門医が在籍しています。

 センター化することで腎臓病に関わるすべての領域をカバーできる体制が整いました。センターの稼働に合わせて神経内科を新設。脳神経疾患を合併した患者さんにも対応できます。また、転倒による骨折なども増加していることから、整形外科領域にも力を入れているところです。

 腎臓病の診療で大切なことは二つ。まずは「悪化させない」こと、そして「悪化した場合は最適な治療を選択する」ことです。悪化を防止するにはチーム医療が不可欠。医師、看護師、リハビリスタッフ、栄養士など、多職種で患者さんを支えています。

 当院が心がけているのは「前向きな治療」です。例えば、患者さんが食事制限を頑張ったら、栄養士の指導のもと「食事制限を緩めてもいい日」を設ける。そうした目標を持てる要素を盛り込んでいます。

 腎臓病の患者さんは安静が第一とされてきましたが、近年は適度な運動が体力の低下、合併症の予防に役立つことが分かってきました。当院では以前から、腎臓病の子どもたちをキャンプに連れて行くなど、積極的に体を動かす試みを取り入れています。

 患者とその家族が参加する調理実習「ますわ会」を定期的に開いています。患者同士が悩みを共有する場として、支え合いの輪が広がるきっかけとなっていると思います。

―透析治療について。

 日本では30万人を超える透析患者がいると言われており、年間で1割ほどの方が亡くなる。これを減らすには、合併症を起こさないことが大事です。

 一般的な血液透析は1回当たり4時間、週に3回程度。ただ、より時間をかけた血液透析によって合併症が起こる確率が低くなり、予後の改善につながることが期待できます。

 そこで当院は、名古屋市内では唯一、夜10時から翌朝にかけて6時間までの深夜透析を実施しています。入院施設を有し、夜間でも医師が駆けつけることのできる態勢だからこそ実現できました。現在、44人の方がオーバーナイト透析を受けています。

 対象は、就学や就労で昼間に時間が取りづらく、重篤な合併症のない方のみです。プライバシーに配慮した仕切りを設けたスペースで安心して眠ることのできる空間を用意しています。

 3年ほど休止していた腎移植については、今年4月に再開しました。名古屋第二赤十字病院の移植外科・内科、腎臓内科チームと共同で取り組んでおり、愛知医科大学のバックアップも得ています。

―昨年、総合診療科も開設。

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 これまで腎臓、肝臓に特化した医療機関として歩んできました。専門的な医療を提供すると同時に、もっと「地域の人が気軽に受診できる病院」を目指したいと考えました。発熱や腹痛を訴える患者さんもしっかりとケアし、高度急性期から慢性期へのつなぎ役としても貢献していきます。

 今後の機能強化を進める上でのポイントは肝臓を含めた消化器疾患領域のセンター化です。現在、KM-CARTや大腸カプセル内視鏡などを実施しているのが特徴です。

 職員たちには、当院が質の高い医療を提供しているという自負があると思います。「患者とその家族、職員とその家族の幸せのために」という理念を実現できる医療に努めます。

特定医療法人衆済会増子記念病院
名古屋市中村区竹橋町35-28
TEL:052-451-1307(代表)
http://www.syusaikai.com/


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