社会医療法人杏嶺会 一宮西病院 上林 弘和 理事長・院長

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止まない進化の成果を患者に還元していく

【かみばやし・ひろかず】 1981 愛知医科大学卒業 1988 医療法人杏嶺会(現:社会医療法人杏嶺会)理事長 2001 一宮西病院院長

 今春、一宮西病院の北棟が竣工。「完成形なんてありません。進化し続けるのみです」と語る上林弘和理事長・院長は、今後どんな将来へベクトルを向けようとしているのか。

―北棟建設の経緯は。

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 当院は尾張西部医療圏の中核病院として急性期医療・救急医療を担い、心臓血管外科、脳神経外科をはじめとする各診療科で専門的かつ高度な医療を展開しています。「専門性が高い医師に診てもらいたい」「最新の治療を受けたい」という要望に応え続ける病院でありたい、そんな思いから常に先進的な機器を導入しています

 こうした取り組みが地域の方に支持され、病床利用率は高水準を維持。MRIも常に予約待ちの状態です。2009年の新築移転時の年間救急搬送数は1967件、手術数1397件。2017年には救急搬送が5848件、手術が4690件と、ともに約3倍に増加しました。手術室や心臓カテーテル室はフル稼働状態になり、病院全体が狭隘化。そうした背景から北棟の建設が決まりました。

―北棟の特徴を。

 1階部分にはCTとMRIを1台ずつ新設し、既存のものと合わせるとCTは計4台、MRIは計3台になりました。今後も多くの需要が予想される脳卒中や狭心症、心筋梗塞などの高度な血管内治療にも十分に対応できるよう、既設棟では血管撮影装置も現在の3台から4台に拡充します。

 3階部分の手術室には大型の医療機器も搬入可能な広い手術室が三つと、尾張西部地域では初めてとなるハイブリッド手術室1室を新設。既設棟の拡張をイメージして北棟をつなげたことで、全12の手術室がワンフロアで稼働します。

 既設棟から北棟に移転した2階病棟は、将来的には55床まで増床する予定です。CTやMRI検査室、手術室、病棟を「縦」の動線でつなぎ、救急に特化した病棟にする計画です。

 新病棟と並行して既設棟においても改修工事が進んでおり、秋には2階部分に内視鏡センターが完成します。

―今後の予定や課題は。

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 急性期を脱した後、他院へ移っている患者さんをそのまま自院で受け入れることができれば患者さんの負担を軽減できるでしょう。そこで今後は地域包括ケア病棟を新設し、既存の回復期リハビリテーション病棟との集約化を進めます。在宅に戻った患者さんにも切れ目のないケアを提供するために、当杏嶺会の各施設で訪問看護ステーションの数を充実させていきます。

 近年、次々に新しい抗がん剤や免疫抑制剤が登場し、治療の選択肢が広がりました。しかし、患者さんがその恩恵を十分に受けきれていない側面があるのではないかと思います。今後は抗がん剤の専門家とも言える腫瘍内科医による、個々の患者に適した治療を提案していきたいと考えています。

 画像診断に加えて、今後は血液によるがん診断が普及していくことを見越し、PET-CTの導入も検討しています。緩和ケアチームも充実させて、さらにがん診療の体制を確立していきたいですね。

 医師の人事専門の部署を設置しており、リクルートにも力を入れています。脊柱管狭窄症、変形性膝関節症など、加齢を原因とする疾患で受診する患者さんが増加している整形外科では、各分野のスペシャリストを集め、幅広くより高度な医療を提供していきます。

 救急の領域では、24時間365日、ファーストタッチを必ず救急医が担うようにすることが目標です。診療の安全性が高まるだけでなく、指導を受ける研修医も高いスキルを身に付けることができると期待しています。

 「患者さんのために私たちに何ができるのか」。それを考え続けていくと、病院に完成形はないと思うのです。変化していく医療ニーズをくみ取り、一宮西病院はこれからも進化を続けていきます。

社会医療法人杏嶺会一宮西病院
愛知県一宮市開明平1
TEL:0586-48-0077(代表)
https://www.anzu.or.jp/ ichinomiyanishi/


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