福岡大学病院(福岡市城南区)に6月8日、通院・入院患者を対象とした「治療と仕事の両立支援出張相談窓口」が開設した。
毎月第2金曜の午後1時〜同4時、福岡産業保健総合支援センター(同市博多区)で両立支援促進員を務める社会保険労務士が患者の相談に応じるほか、各患者が適切な治療を受けながら働き続けられるよう、同院の医師や看護師などとも連携して治療や仕事の調整を進めていく。
今春の診療報酬改定で、がん患者の治療と仕事の両立を目的とする「療養・就労両立支援指導料」「相談体制充実加算」が新設された。今回開設の出張相談窓口は、がんに限らず、心疾患や脳卒中などあらゆる疾患の患者を対象とする。
開設に先立ち、6月1日には協定調印式が福岡大学病院で開かれ、井上亨病院長=写真左と織田進所長=同右が協定書を交わした。