静岡済生会総合病院 石山 純三 病院長

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地域に愛される病院を未来へつなぐ

【いしやま・じゅんぞう】 1980 三重大学医学部卒業 静岡済生会総合病院研修医 1983 国立東静病院(現:独立行政法人国立病院機構静岡医療センター)脳神経外科 1985 名古屋大学医学部脳神経外科 1988 碧南市民病院脳神経外科 1998 静岡済生会総合病院 2014 同病院長

 この6月、創立70周年を迎える。職員18人、54床でスタートした静岡済生会総合病院。駿河区唯一の総合病院として、地域に太い根を張っている。

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―節目の年ですね。

 年間を通じて安定した成績を残す。医療安全対策を一層推進する―。これらを柱に、やはり「いい1年」にしたいという思いがあります。

 結果、当院への評価が一段と高くなればうれしいことです。医療の質を高めていくのは言うまでもありません。接遇やアメニティーの改善など、今よりもっといい病院だと感じてもらえる余地はあると思います。

 近年、各種の数字が上昇傾向にあります。2015年度から2017年度にかけて、延べ入院患者数が9.8%、新入院患者数が13.5%伸びています。新規が上回るということは、在院日数短縮化の取り組みが機能しているということ。健全なかたちだと思います。

 救急関係では救急車の受け入れ台数が21.9%、救命救急センターの受診患者数が20.2%の伸びです。すべての目標値を達成したわけではありませんが、想定を超える成績です。

 2016年5月に救命救急センターや手術センターを備えた東館がオープン。同年に常勤医師3人の着任によって休診していた呼吸器内科が再開し、2017年には5人に増えました。

 在院日数短縮化と同時に患者さんに安心して帰ってもらうためのPFM(ペイシェント・フロー・マネジメント)の強化、地域連携も推進。昨年10月には地域包括ケア病床50床を整備しました。こうしたさまざまな要素が影響した結果だと思います。

―病院の役割をどのようにとらえていますか。

 際立った特徴を打ち出すのではなく、オールマイティーであることが求められていると思います。

 救急医療も含めた急性期医療、緩和医療や就労支援などトータルながん診療。また、静岡市内の小児科の規模としては、実は当院が静岡県立こども病院に次いで大きいのです。同院と連携を図りながら「未来につながる医療」を引き受けていく立場でもあります。

 医療機関の機能分化、専門領域の集約化といった流れは間違ってはいないと思います。でも時代だからと割り切るには、まだ早い気がするのです。静岡市駿河区の総合病院は当院のみ。どんな方がお越しになっても「受診してよかった」と感じてもらえる病院でありたいと考えています。

 免震構造の東館に中枢機能を移したことで、災害拠点病院としての役割を十分に果たせる病院になりました。北館と東館をつなぐ通路の整備は12月に完了予定で、東西南北の4棟が回廊式となり患者さんの利便性が高まります。工事が落ち着いたら、かねてより実施したいと考えていた各病棟の改装などにも着手したいと思っています。

―今後の予定など。

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 2月、北野大さんを迎えた「70周年記念健康講座&トークショー」第1弾を開催しました。6月は当院の済生会フェアの日にサンプラザ中野くん、9月は羽田美智子さん、2019年3月は赤井英和さんがゲストです。

 目的は地域のみなさんに情報をダイレクトに届けるということ。そして「この地域には静岡済生会総合病院がある」ことを心にとどめておいてほしいという気持ちがあります。

 当院の原点は1948年の開設より受け継ぐ「社会的弱者に対する思いやりの心」です。病気の方も弱者。1960年代にはすでにMSWが活躍していたり、70年代には訪問看護に取り組んだりと困っている人に常に目を向けてきた歴史があります。

 患者さんの多くが駿河区の方々。当たり前だと言われるかもしれませんが、やはりホッとするのです。地域に愛されなければ、病院が存続することはできないのですから。

静岡済生会総合病院
静岡市駿河区小鹿1-1-1
TEL:054-285-6171(代表)
http://www.siz.saiseikai.or.jp/hosp/


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