独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院 梅村 敏 院長

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横浜市の周産期医療から 高齢者医療を担う

【うめむら・さとし】 東京教育大学附属駒場高校(現:筑波大学附属駒場高校)卒業 1975 横浜市立大学医学部卒業 1982 米テキサス大学留学 1998 横浜市立大学医学部第2内科教授 2008 同医学部長 2010 横浜市立大学医学部附属病院病院長 2016 独立行政法人労働者健康安全機構横浜労災病院院長

 独立行政法人労働者健康安全機構を母体に、全国33カ所にある労災病院。1991年開設の横浜労災病院はグループでは最も新しい病院だ。港北区を中心に人口増加率が高い横浜市北部医療圏で、地域の幅広い医療ニーズに対応する。

―横浜市港北区の中核病院です。その特徴は。

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 港北区の人口は約35万人と横浜市内18区の中で最多。出生数は市内トップ、高齢者数もトップ3に入っています。患者の年齢層が広く、小児から高齢者まで対応しているのが特徴と言えるでしょう。特に周産期医療や救急医療、がん医療に力を入れています。

 2008年には地域がん診療拠点病院に指定されるなど、早くからがん治療に力を注いできました。

 2013年には手術支援ロボット「ダビンチ」を導入。前立腺がんに対する前立腺全摘除術、腎がんの手術を実施しています。2017年度のダビンチによる手術件数は146件でした。

 放射線治療にも力を入れています。脳腫瘍に対する放射線治療装置として大きな腫瘍の治療を得意とする「ノバリス」、小さな腫瘍向けの「ガンマナイフ」の2種類を配備。双方を備えている施設は国内で数施設。全国から患者さんがお見えになっています。

 港北区は出生数が増加していることもあり、周産期医療にも注力。妊婦の高齢化に伴って、早産や妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病などハイリスク妊娠が増加していますが、地域の医療機関と連携しながら母体搬送にも対応します。

 新生児集中治療室(NICU)も整備しています。夜間帯も小児救急外来と病棟を2人の医師で対応する体制を敷いています。

 小児救急医療のモットーは「最良の小児プライマリケアの提供」。小児精神疾患を除いたほとんどの分野の2から2.5次の小児救急医療に対応できます。

 救命救急センターには小児科医が常駐しており、夜間や休日も複数で対応。このような体制のため、小児科専門医の研修支援施設、周産期(新生児)専門医研修基幹施設にも選ばれています。加えて、循環器内科、神経内科、整形外科も充実しています。

 当院はアクセスの良さも大きな特徴です。JRや市営地下鉄などが乗り入れる新横浜駅から徒歩約10分。2019年度までに「相鉄・JR直通線」、2022年度までに「相鉄・東急直通線」の二つの新線の開業が予定され、ますます発展するでしょう。

―若手医師の確保に積極的に取り組まれています。

 当院は650床で医師の数は約260人。そのうち常勤医は約140人です。年間の新入院患者数は約2万人。多数の症例が経験できることから、初期研修医の募集には例年定員15人に対して100人以上の応募があります。

 救命救急センターがあることも研修医から選ばれる理由の一つ。2016年度の救急搬送人数は約2万6千人。高齢者の心臓病や脳卒中の受け入れも増加。

 東京都内からのアクセスの良さもあり、都内の国立大、私立大を卒業した研修医も数多く来ます。約600人を収容できる寮があることも人気の理由の一つでしょう。

―課題は。

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 病院の建て替えです。現在の建物は1991年建設。あと10年ほどで建て替えの時期になります。将来の医療情勢を見据えて今から検討する必要があります。

 地域連携の強化も課題の一つです。昨年は入退院センターに専属の部署を作ったり、増員をしたりと組織の強化を図りました。地域で連携する病院の情報収集にも力を入れていきます。

 また、院内向けの情報紙を月1回発行するようにしました。1500人ほどいる職員に、幹部の思いや方針を発信することで、職員の意思統一を図り、全員で同じ方向に歩んでいきたいと考えています。

独立行政法人労働者健康安全機構横浜労災病院
横浜市港北区小机町3211
TEL:045-474-8111(代表)
https://www.yokohamah.johas.go.jp/


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