横浜市立大学附属病院 相原 道子 病院長

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神奈川県の医療を担う公立大学病院の挑戦

【あいはら・みちこ】 1980 横浜市立大学卒業 1982 横浜市立大学医学部病院(現:横浜市立大学附属市民総合医療センター)皮膚科入局 2008 同大学附属病院皮膚科教授 2011 同大学大学院医学研究科環境免疫病態皮膚科学教授 2013 同大学附属病院副病院長 2016 同病院長

 神奈川県で唯一の公立大学附属病院として、916万人の医療人口を支える横浜市立大学附属病院。「市民に心から頼られる病院」を目指し、安全かつ高度な医療を追求し続ける。

◎横浜市で唯一の特定機能病院

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 1928年に創設され、今年90周年を迎える横浜市立大学。その附属病院として1991年に開院しました。横浜市立大学からの医師派遣数は、2017年4月時点で県内の関連病院に1541人、県外を含めると1670人。横浜市のみならず、神奈川県全体の医療を担っています。

 診療面では、横浜市で唯一の特定機能病院として、がん診療を柱に据えた医療を展開。他の病院では診断や治療が難しい難病や重症疾患、小児の膠原病やリウマチ疾患、皮膚科のスティーブンス・ジョンソン症候群や中毒性表皮壊死症などの希少疾患や先天性疾患も積極的に受け入れています。

 同じ附属病院の市民総合医療センター(横浜市)では高度救命救急センターをはじめ精神疾患、母子医療、炎症性腸疾患など、診療に携わる多数のセンターを有しています。

 当院においては2016年に開設した「がん遺伝子検査外来」で、遺伝子の変化を解析することでより効果の高い薬剤探索につなげる「がんゲノム医療」を開始し、2018年からはがんゲノム診断科となりました。

 674床の病床のうち20床は臨床試験用病床であり、大学病院の責務として、臨床研究と高度かつ先進的な医療を推進しています。

◎患者サポート体制の充実

 入院時から退院後に至るまでシームレスなケアを提供するには、地域の開業医との病診連携はもちろん、院内での多職種によるサポートが欠かせません。

 そこで入退院や療養に係る支援・相談窓口と地域連携室を一つのフロアに集約した「患者サポートセンター」を2月に開設。プライバシー配慮の観点から個室の面談室を新たに設置し、入院時から退院後に至るまでのサポート体制を充実させました。

 早期リハビリテーションにも力を入れており、昨年から集中治療室に専任のリハビリスタッフを配置しています。病状に合わせたリハビリ計画を入院時から作成し、一般病棟に戻る前からリハビリを開始することで、早期の退院と良好な予後を目指します。4月からは心・大血管疾患リハビリも開始しています。

◎安全で質の高い医療を追求

 医療安全対策は果たすべき重要事項です。毎日、院長や安全管理室に所属する責任者、各部署の職員が集まり、各部署のインシデントレポートを共有・協議することで、事故防止と早期対応に努めています。

 2018年度の診療報酬改定では、手術支援ロボット「ダビンチ」の保険適用範囲が胃がん、肺がん、食道がんなど新たに12種類の手術にも拡大されました。これを受けて当院でも新たに多くの診療科でロボット支援手術の導入を検討しています。

 高度かつ先進的な医療の前提は、安全でなくてはなりません。そのためにさまざまな手技を訓練するためのシミュレーションセンターを2007年、医学部内に設置しました。医師の手技向上を図ることで、質の高い医療の確立につなげています。さらに小中学生を対象にした手術手技体験「ブラックジャックセミナー」を年に数回開催。毎回非常に盛況で、小学生の時に参加した子が医学部に入学してきた時は、外科の医師も喜んでいましたね。

◎育成すべきは温かみのある医療人

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 医師の過重労働が社会問題となる中、当院では2017年度から、患者の情報を共有・分担することで一人の医師が多くの仕事を抱え込まない協力体制作りを各診療科で進めています。

 病院は職員にとって患者やその家族、同僚、多職種と多くの人と関わり合う場所。病院の理念である「市民が心から頼れる病院」を目指し、相手の立場に立って物事を考えられる、温かみのある医療人を育てていきます。

横浜市立大学附属病院
横浜市金沢区福浦3-9
TEL:045-787-2800(代表)
https://www.yokohama-cu.ac.jp/fukuhp/


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