医療法人 住友別子病院 鈴木 誠祐 理事長・院長

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3月 約4年の工事終結 次代を支える新病院へ

【すずき・せいゆう】 香川県立高松高校卒業 1983 岡山大学医学部卒業 同第1内科入局 住友別子病院(現:医療法人住友別子病院)診療部第2内科 1995 同診療部第2内科長 1998 同診療部長 2003 同副院長 2013 同院長 2014 同理事長・院長

 住友グループの源となる別子銅山従業員の診療が病院の発祥という歴史ある住友別子病院。このほど病院の建て替え、老健施設、保育施設の新設など約4年に渡る工事を終え、2018年3月にグランドオープンを迎えた。

―病院施設の概要は。

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 2014年9月に旧病院に隣接する場所で新病院の建設工事に着工。2016年7月に竣工し10月には新病院での診療をスタート。

 新病院建設にあたっては当院の運営における三つの柱を軸に病院施設としての機能を充実させたいと考えました。

 まず、一つ目ががん診療です。当院は、がん診療に力を入れ、愛媛県の地域がん診療連携拠点病院にも指定されています。新病院には検査機器としてPET―CT、放射線治療装置としてリニアックなど最新の機器を導入しました。

 化学療法はがんセンターでの外来治療が中心になってきています。これに対応するため、同センターのベッド数を増やしました。併せて、快適な環境で治療を受けてもらえるようリクライニングシートを取り入れるなどアメニティーの充実に力を入れました。

 二つ目は急性期医療。愛媛県の場合、松山医療圏以外は医師の不足が顕著で当院も例外ではありません。

 このため東予地域の急性期医療を担う数少ない病院の一つとして当院の役割をしっかり果たしていかなければならないと考えています。特に救急医療は重要と考えています。しかも少ない人数で診療に当たらなければなりませんので、救急診察室に隣接してCTやMRIといった検査機器を設置するよう工夫。そうすることでスタッフが効率的に診療にあたることができる動線を作りました。

 ICUとHCUは救急診察室とエレベーターで行き来しやすいように配置。併せて6床から15床に増床しましたので緊急度の高い患者さんにも十分に対応できます。

 三つ目が回復期リハビリテーションの充実です。東予地域では回復期リハのベッドが不足しています。これに対応するため、新病院では32床を40床に増床。急性期を終えた患者さんの在宅復帰を支えます。

―新病院の効果は。

 外来患者数はほぼ横ばいが続いています。しかし、入院患者数は新病院開設後は7〜8%程度増加しています。

 病院建設後は、外構の整備などを進めていましたがこの3月にようやく工事が終了しました。これによって、約700台が利用できる駐車場も完成。併せて、病院敷地内に公共のバスが乗り入れできるようにしたので外来患者の利便性は上がりました。

 医師の確保にも効果がありました。例年1人だった初期研修医が今年はフルマッチの3人。2017年6月に完了した旧第2病棟(総合棟に改称)の改装工事で研修室やラウンジを新設するなど医局の環境整備もしましたので、これも少なからず良い影響があったかもしれません。

 また、医師確保においては「研修委員会」を充実させました。10人程度のメンバーで初期研修医などの教育内容について話し合っています。若手医師にも意見をもらい、医師がぜひ行きたいという病院にしていきたいと考えています。

―介護老人保健施設を2017年9月に新設。

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 総合棟の中に医療機関併設型の介護老人保健施設「王子苑」を造りました。

 病院の歴史はありますが介護分野への参入は今回が初めてです。看護部を中心に勉強や研修をしながらスタート。開設からすでに定員27人に対し20数人が入所するなど大きな反響がありました。

 今後は急性期を終えた患者さんに対して回復期リハ病棟、老健施設、そして在宅へとスムーズな流れを作り、地域内での医療の完結に役立てていきたいと思います。

医療法人 住友別子病院
愛媛県新居浜市王子町3-1
TEL:0897-37-7111(代表)
https://www.sbh.gr.jp/


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