医療法人 十連病院 西村 四郎 院長

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緑豊かな療養型病院 高齢者のQOL向上に注力

【にしむら・しろう】 福岡県立明善高校卒業 1961 久留米大学医学部卒業 1966 医学博士取得 1967 神奈川県立芹香院1980 十連病院開業

 田畑に囲まれた、緑豊かな高台にある十連病院。地域の高齢者医療を支える同院は介護療養型医療施設として、転換期を迎えている。国の度重なる医療改革にフレキシブルに対応しながら、より患者の利益となる方向へかじを切る。

―病院の特徴を。

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 当院は高齢者ケアサービスに特化しています。2000年の介護保険法の施行と共に、介護療養型医療施設の認可を受けました。以来、地域の高齢者ケアを担う存在になれるよう、日々研さんを積んでいます。

 現在、病棟の平均介護度は「4」前後。近隣の病院から転院を依頼される割合も高く、医療的ケアを必要とする方が多数を占めています。

 病棟は特にリハビリに力を入れています。また、デイケア、ショートステイ、グループホーム、小規模多機能ホーム、居宅介護支援事業所を併設。利用者の希望に合わせた対応ができ、緑豊かな環境で過ごせる点が好評を得ています。

 長期療養が必要な入院患者さんが多いので、できるだけ環境の良いところで入院生活を送ってもらいたいと思い、病院開業の際、立地にはこだわりました。ここは自然の中にあり、高台から町を見渡せる絶好のロケーションです。

 かつて私は船医をしていました。その際に訪れたヨーロッパでは広々とした公園の中に病院がつくられていた。将来は、このような施設をつくりたいと考え、実現させたのがこの病院です。当院はスタッフも含め穏やかな雰囲気が漂っています。のんびりした環境も、その一因だと感じています。

―介護療養病床が廃止されます。

 6年間の経過措置があるとはいえ、今年3月末に介護療養病床が制度上廃止となり、4月には「介護医療院」が新設となりました。当院も今後、介護療養病床をどうするのか、ニーズを踏まえた上で決定していかなければなりません。

 ただ、病床をどう転換するにせよ、地域の方が住み慣れた地域で継続して暮らすために必要な最良の医療を提供するという方針に変わりはありません。リハビリの質をさらに高め、患者さんのQOLを向上させて、できるだけ長く自立した生活を送る支援ができればと思っています。

―これから力を入れたいことは。

 地域との交流です。現在も、夏祭りなどの行事に参加したり、こちらがイベントを計画して来ていただいたりしています。

 これまで当院が開催してきた「歩こう会」というウオーキングイベントでは、コース上に見守り保安員として、住民の皆さんが出てくださるなど、多くのご協力をいただきました。今年、歩こう会は「春祭り」に移行しましたが、今後はそのような関わりを、もっと増やしたいですね。

 この地域は認知症の高齢者が多くいます。課題は、重症化した後に受診されるケースが多いこと。地域包括ケアの担当者によると、どこに相談していいか分からない人が多いそうです。介護保険制度や施設の種類など、まだまだ認知不足な実情もある。そこで、地域交流などを通じて、当院が窓口になれないかと考えています。

―課題はありますか。

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 現場は、圧倒的に人手不足です。介護の担い手が減少する中、今後は、外国人の受け入れや介護ロボットの導入も検討しなければいけないでしょう。

 加えて、介護報酬は改定の度に厳しくなる一方です。しかし、そのような荒波にのまれることなく、サービスの質を維持、向上させていきたい。患者さん、利用者さんから大船に乗ったつもりで任せていただける病院であり続けたいですね。

医療法人 十連病院
福岡県久留米市三潴町西牟田6557-89
TEL:0942-65-1133
http://jyuuren.or.jp/


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