医療法人社団 信愛会 瀬戸病院 瀬戸 信夫 院長/瀬戸 信一朗 副院長

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地域とともに65年

【せと・のぶお】 山口県立宇部高校卒業 1975 山口大学医学部卒業 同整形外科入局 1977 国立浜田病院(現:国立病院機構浜田医療センター)1978 愛媛労災病院 1981 医療法人社団信愛会瀬戸病院院長
【せと・しんいちろう】 久留米大学附設高校卒業2004 山口大学医学部卒業 2006 同整形外科入局 2014 山口県立総合医療センター整形外科部長 2017 医療法人社団信愛会瀬戸病院副院長

 1953年に開設され、今年65周年を迎える瀬戸病院。瀬戸信夫院長の長男・信一朗医師が2017年に副院長として着任。3世代にわたり地域に根差した医療を提供し続ける。

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瀬戸 信夫 院長

―病院の歩みを。

瀬戸信夫院長(以下、院長)
初代院長は父の瀬戸秀信です。33歳で有床診療所「瀬戸整形外科」を開設。当時は、整形外科の専門病院はまだ少なかったようです。

 この辺りは、炭鉱地帯で落盤事故などが多かった地域。手術室がある専門医院ということもあって重症外傷の患者さんの手術や治療にもあたっていたようです。

 私が院長となったのは30歳の時です。愛媛県で勤務医をしていましたが、父が亡くなったことをきっかけに当院に戻りました。

 急な承継となりどこから動いて良いかもわからない状態でしたが、同窓である山口大学医学部の整形外科の先生、麻酔科の先生たちの力を借り、就任直後の混乱期を何とか乗り切ることができました。地域の皆さんに恵まれたと感じています。

―初代院長から学んだことなど。

院長
父とは一緒に仕事をすることはできませんでしたが、病院と住居が同じ敷地でしたので患者さんと接している姿は記憶にあります。

 父は時には患者さんと酒を飲むこともあって、非常にフランクに接していました。私自身も患者さんと親しい関係でありたいという思いがありました。

瀬戸信一朗副院長(以下副院長)
2017年に副院長になり、診察中に患者さんから「おじいさんにお世話になりました」「骨折を治してもらいました」などと言われることがたびたびあります。私が生まれる前に他界していた祖父の話を患者さんから聞けるのはうれしく、病院の歴史も感じますね。

院長
開業医は場合によっては患者さんを4代にわたって診ることもあります。そうするとその家族の歴史や性格も分かります。家族と長く付き合うことで、それぞれに合わせた対応がわかり、的確な診療や治療にも生かすことができます。 とても、患者さんとの距離が近いことが開業医の良さではないでしょうか。

―病院運営の特徴は。

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瀬戸 信一朗 副院長

院長
1987年に病院を建て替えました。2003年に一般病床から医療療養病床に転換し、現在全32床です。

 建て替え時から、当院独自の画像情報システムを導入して活用。レントゲンの画像データを蓄積し、必要な際には短時間で検索できるシステムです。15年前の撮影画像も非常に速い速度で探し出し、時系列で比較することができますので、診療にもとても役に立っています。

 また、スタッフ全員に「リハビリマインド」を持つようにと常に伝えています。

 当院の「リハビリマインド」とは「患者さんを現状よりも良くしたい」「早く社会に復帰させたい」と思う、考え方そのもののこと。職員が共通の目的意識を持つことでおのずと行動も変わると思います。

 開設40周年には「院是」をつくりました。リハビリ、健康増進や病気の予防を重視した当院の医療に対する考え方を盛り込んでおり、毎週火曜日の朝礼ではみんなで唱和します。このやり方はもう25年間も続いています。最後に「職員全員が心身ともに健やかで仲良く楽しく」という一文があるのですが、「他ではみたことがない」と他院の医師にほめられたこともありました。

副院長
組織を運営していく上では目標を作ることも大事ですが、作っただけでは忘れてしまいがちです。みんなで集まって唱和するのは意味があることだと思います。日々の積み重ねが病院の雰囲気を作っているのだとも感じています。

―整形外科専門病院として注力していることは。

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院長
地域へ恩返しをしたいという思いをずっと持ち続けています。そのために、運動器の専門医として何ができるのかを考えてきました。

 中心は診療ですが、行政と連携した地域の健康づくりに積極的に協力することも大切です。住民のみなさんと一緒に、地域で活動しています。「S(山陽)O(小野田)S(ステーション)かたつむり計画」という住民ネットワークもその一つ。現在市内160カ所の事業所などがステーションとして協力しながら住民の健康に対する情報発信などをしています。

 また、健康やリハビリなどをテーマに、医師やメディカルスタッフが出向いて講演などで講師として話をさせていただくこともあります。

 20年ほど前からは「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」に着目。筋力やバランス能力をチェックして、その上で患者さん一人ひとりに合う運動法を指導しています。

 とにかく「転ばない」「骨折をしない」ための体づくりの重要性を発信し、整形外科の専門医として、患者さんに合った運動やリハビリを提案して、地域の皆さんのQOL維持に貢献したいと考えています。また、開業医との病診連携や大学病院、山口労災病院との病病連携をうまくとりながら、必要に応じて適切なリハビリを提供します。

副院長
私は手外科専門医です。上肢に関する診断、治療で新たな特徴を出していきたいと考えています。

 近年、整形外科領域でも超音波(エコー)を使った診断や治療が増加しており私も力を入れています。昨年は学会や、母校の山口大学医学部整形外科学教室で指導に当たる機会もありました。

院長
昨年長男が副院長として当院に戻り、私にも少し余裕が出てきました。副院長は日本プライマリ・ケア連合学会の認定医でもあり、今後は、地域の在宅医療を支えるため、訪問診療に取り組むことも考えています。

 先代から長い時間をかけて培ってきた地域での信頼や信用は、当院の財産です。若い世代にも受け継いでもらいながら、さらに互いに切磋琢磨したいですね。

医療法人社団 信愛会 瀬戸病院
山口県山陽小野田市稲荷町11-20
TEL:0836-83-2292
http://www.seto-hospital.jp/


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