広島県看護協会 会長 川本 ひとみ

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 明けましておめでとうございます。健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。今年の干支「戌」の縁起について、人に例えると、社会性があり忠実で付き合いもよく親しみ深く勤勉で努力家ということで、看護職の特徴そのもののように思っています。

 さて、わが国では医療提供体制の変革が着々と進んでいます。本年4月には、診療報酬・介護報酬の同時改定が行われ、病院等では入院基本料をめぐる病床転換等の動きが顕著になると予想されます。また、厚生労働省は「特定行為に係る看護師の研修制度」に拍車をかけ、2025年には10万人以上の特定行為研修修了者が必要と見込んでいます。新たな財政支援制度による基金事業では、医療職の確保と人材育成、職場環境の改善や訪問看護の機能強化等、さらに推進されます。

 そうした中、看護職は活動の場が地域・在宅へと拡大し、あらゆる健康段階の人々に対して切れ目のないケアを提供する必要があり、働く場や働き方が多様化し、高い看護実践能力を求められます。広島県看護協会は「人々の健康な生活の実現に寄与する」ことを目的にして、他団体と連携をとりながら、そうした対応にも努めていきます。

 新たな財政支援制度による基金事業の一つとして、魅力ある看護の人材確保事業は4年目になります。その中で全国初の事業として、広島県版自己点検ツール「チャレンジ」を実施してきました。県内の病院等において、年一回、言わば、組織の健康診断として88項目から成るスタッフの意識調査をWeb上で行い、そのデータをもとに課題を透明にして、働きやすい職場環境にするために、セミナーやワークショップなど人材育成の支援を行っています。

 訪問看護の機能強化事業では、2年前から手掛けた新卒訪問看護師育成マニュアルと指導者育成プログラムをもとに、4月入職予定の新卒訪問看護師に活用していただき、訪問看護師としてキャリアを積めるよう支援していきます。

 さらに、人材確保の強化として、おおむね50〜70才のセカンドキャリア「プラチナナース」の研修支援と就業サポートを行うこととしています。また、病院で働く看護師が在宅療養支援の視点とスキルを身につけ、病院と訪問看護ステーション双方の課題解決に役立つための相互交流派遣事業も行っています。

 このような事業の推進のもと、看護職能団体として社会から期待される役割を果たしていくところです。

 関係団体の皆様におかれましては、これまで同様にご支援・ご協力をお願い申し上げます。


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