佐賀大学 学長 宮﨑 耕治

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 新年明けましておめでとうございます。

 九州各地で医療の発展にご尽力されている皆様とともに、健やかな新年を迎えられることを嬉しく思います。

 本学は一昨年の芸術地域デザイン学部の新設に続いて、昨年4月、佐賀県有田町に新キャンパスを開設し、「芸術的感性豊かな、多様性に富む、グローバルな視野を持つ地(知)の拠点」を目指し、地域に必要とされる大学づくりを進めています。

 この芸術地域デザイン学部と有田キャンパス、そして本学が有する教育・経済・医・理・工・農の各分野、さらには佐賀大学美術館を基点として、異分野を融合させた新たなイノベーションを地方から起こしていきたいと考えています。

 その一手として、ICT分野のリーディングカンパニーである株式会社オプティムの本店を、この10月に本学本庄キャンパス内に誘致しました。これまで同社と進めてきた附属病院の臨床データをベースとするメディカルイノベーション、またドローンを駆使した農業分野での共同研究の更なる進展を期待しており、さらに同社を結節点とした医工連携、医農連携等も視野に入れています。

 こうした企業の学内誘致については教育面での効果も見込んでいます。特に情報通信技術に長けた先進企業がキャンパス内に入ることによって、インターンシップやアルバイトの機会を通して情報化社会の進展に対応できる人材の育成にメリットがあると考えており、今後もこうした企業誘致を推進していくこととしています。

 さて近年、AIの発達によって我々の仕事が機械に取って代わられる、といった報道が盛んに流れています。これまでの機械が得意とした単純労働にとどまらず、ビックデータを用いた診察・診断補助など医療分野でもその可能性が広がってきました。

 ただし機械に仕事が奪われるばかりではなく、AIを制御し、その作業をプログラミングする業務が発生するように、私たちが活躍する場が新たに生まれてくるとも言われています。そうした場面で活躍できる人材を育成するためにも、引き続きICT分野の教育・研究に力を入れる必要を感じています。

 ところで、AIの発達によって私達が働く時間が大幅に削減され、芸術的活動にもっと余暇を使える時代が訪れるとも言われています。そうした未来なら早く訪れてほしいものですが、その未来において、本学美術館が皆様の人生を楽しませる一助になればこの上ない喜びです。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。


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